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75歳以上は病院への通院が禁止?

 秘密のうちに準備が進められている後期高齢者医療制度ですが、「病院への通院を禁止する」という私たちの予想をはるかにこえたことまでが狙われているようです。断片的にもれてくる情報を総合したものなので、正確でない部分があるかもわかりませんが、来年の4月からお年寄りの医療制度はおおよそ次のようなしろものになる可能性が高いのです。

 75歳以上の高齢者は、「主治医」を一人だけ選んで届け出なければならない。主治医は、近所の診療所の医者から選ばなければならない。病院の医者を主治医に選ぶことは禁止される

 外来通院治療は主治医のところでのみ許可される。主治医以外の医者に通院することは禁止される。病院の医者は主治医になることができないわけなので、当然のことながら病院に通院することは禁止される

 病院でしかできないような検査が必要になれば、主治医が病院に依頼の連絡をする。主治医があらかじめ予約した検査に限って病院への通院が許可される。

 主治医は75歳以上の患者がきたら根掘り葉掘り聞き出してあれこれと調査をしなければならなくなる。これまでかかったことのある病気、認知症があるかどうか、家族は介護をしてくれるかどうか、などなど。患者が「かぜひいただけですからそんなことまで答える必要ないんじゃないですか」と思っても許されない。

 そのうえで、主治医は国が決めた包括額の予算の中で、今後一年間に行う治療の予定を決めてしまわなければならない。包括額をこえる治療は禁止される。その後、予定にない治療を追加で主治医がしたら、その費用は保険に請求できず、診療所が負担しなければならない。

 75歳以上の高齢者が入院しようと思っても、かってに病院に行くことは禁止される。かならず主治医が病院に申し込んで入院の予約をしなければならない。

 75歳以上の高齢者が入院することになったら、病院はその日のうちに「退院計画」をたてなければならない。「退院計画」とはつまり「いつ退院するか」であって、患者やその家族はこの「退院計画」を承認しなければ入院させてもらえない。

 「退院計画」で定められた退院予定日がきたら、なにがあっても退院しなければならない。「家族が迎えにこれないから明日にしてほしい」というような理由で退院日をあとにずらすことは禁止される。

 病状がおもわしくなくて退院予定日に退院できなかったら、それは「病院が退院させることを失敗した」ということになり、病院になんらかのペナルティがあたえられる。

 政財官の連中が計画しているのは、だいたいこんな感じです。今後も、情報が入り次第お知らせしていきます。日本の医療制度は、患者が医療機関を選択する自由があるという原則に基づいて組み立てられ、世界的にみてもハイコストパフォーマンス、つまり安い医療予算で高い医療効果を実現してきたわけです。それを根底から覆して、高齢者の医療を規制だらけにしようというわけです。「規制緩和」の政治といわれてきましたが、わたしたちにとっては「規制強化」ばかりなのです。これが実行されれば、お年寄りの生活がどんなふうに変えられてしまうのか、よく考えてみなければなりません。

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