« インフルエンザがこわいと言うなら | トップページ | 後期高齢者医療制度の保険料が判明 »

薬害肝炎の一日も早い解決を

 病院で働いていると薬害肝炎の患者さんとお会いする機会もあります。2年ほど前でしたか、初老の男性が病院におみえになり、おっしゃいました。「わたしはC型肝炎にかかっている。どこで感染したかを考えたら、以前ここの病院で血液製剤を注射された時としか考えられない。私に血液製剤を注射したという記録がほしいんだ。」

 ご本人の記憶では、それはもう20年も前のこと。病院としてあれこれと調べてもらいましたが、そんなに古い記録はどこにも残っていませんでした。カルテの保存期間は法律で5年間と決められています。都市部の中小民間病院では、20年も前の記録を保存しておくスペースはないのが実情です。もうしわけない気持ちでいっぱいでしたが、何もしてさしあげられませんでした。

 13日に大阪高裁で薬害C型肝炎大阪訴訟の和解案がでました。薬害肝炎患者のあいだに差別をもちこむような和解案で、原告の患者にとってはとうてい受け入れられないものでした。なぜ原告の人たちをさらに苦しめるのでしょうか。ほんとうに腹がたちます。病院に投薬の記録が残っていなかった患者は、原告になることすらできないのです。原告になれなかった患者も含めて、すべての被害者を差別なく救済するべきです。

 厚生労働省は、見苦しい責任逃れをやめなさい。そして、国の責任で一日も早い救済策を実行するべきです。

|

« インフルエンザがこわいと言うなら | トップページ | 後期高齢者医療制度の保険料が判明 »

薬害をくりかえすな!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/492777/9396879

この記事へのトラックバック一覧です: 薬害肝炎の一日も早い解決を:

« インフルエンザがこわいと言うなら | トップページ | 後期高齢者医療制度の保険料が判明 »