うごめく医療経営・さあ、どう動く?
2月13日に中医協の診療報酬改定に関する答申が出されたわけです。「後期高齢者医療制度の詳細が明らかになった」と書いたのはそれはそれで間違ってはいないのですが、どうも話はそう簡単ではなさそうです。
厚生労働省の基本方針ははっきりしたわけですが、それを受けて医療経営陣がどのような方針をとるかがなかなかはっきりしないのです。後期高齢者医療制度という矛盾だらけのとんでも医療制度の案が出て、病院や診療所の経営陣はいったいどうしたらいいのか考えあぐねているのです。医療経営陣は厚生労働省にあやつられているとはいえ、やはり独自の経営方針や利潤追求で動くわけです。
というわけで、私たちは病院や診療所の経営陣が4月以降どんな方針をとろうとしているのかの情報収集を行っているところです。医療コンサルタントの連中も激しく動いています。各界のいろんな動きがうごめいています。医療経営陣の動き方が見えてくれば、高齢者医療がどんなふうにひずんでいくかが具体的に明らかになると思います。
確かな情報が入り次第お伝えしていきます。いましばらくお待ちください。ただ、どんな形になっていくとしても、矛盾のしわ寄せが低所得の高齢者によせられることは間違いありません。後期高齢者医療制度そのものが問題の原因なのです。私たちは引き続き後期高齢者医療制度に反対する署名運動に取り組んでいきますので、ご協力をお願いいたします。
| 固定リンク
「医療制度改悪やめてくれ」カテゴリの記事
- 診療報酬のマイナス改定なんて、ありえない!(2017.11.22)
- 全国の病院で看護師削減計画が進行中(2016.09.19)
- 4月から入院費も値上げ・病院に行ったら罰金を取られるのがアベノミクス(2016.04.10)
- 病院看護師の14万人削減計画が始まったが(2014.05.25)
- 後期高齢者医療制度の保険料が一割も値上げ(2009.11.15)
コメント