後期高齢者医療の保険証の配布が始まりました
3月12日、後期高齢者医療制度の中止・撤回をめざす国会内集会が行われました。全国保険医団体連合会が開催したもので、自民党、民主党、共産党、社民党、国民新党から48人の国会議員が参加したとのことです。
興味深いことは、与党である自民党の中に後期高齢者医療制度反対の人がかなりいるということです。最近も岐阜県のある議会で後期高齢者医療制度に反対する地方議会決議が議決され、公明党以外すべての政党がこれに賛成したとのことです。
さて、そんな中でいよいよ後期高齢者医療制度の保険証の配布が始まりました。ぼちぼち自宅に郵送で送られてきているようです。
後期高齢者医療制度の一番最初の問題点は、その対象者とされた人が3月31日をもって一斉にこれまでの健康保健から脱退させられるということです。本人が知らないうちに強制的に脱退させられるのです。そして後期高齢者医療保険に加盟させられるのです。
特に人口の多い都市部で、後期高齢者医療保険証が4月1日までに届かない事態が発生するといわれています。後期高齢者の登録をするコンピューターがバグだらけだからです。保険証が届かなければ病院では全額自己負担とならざるをえません。
これを読んでいるみなさん。あなたのご家族に75歳以上のかたはいらっしゃいませんか。親戚やお知り合いの方に75歳以上の方はいらっしゃいませんか。あるいは、65歳から74歳までで身体障害をお持ちの方はいらっしゃいませんか。保健証を確認することをおすすめします。
もし、まだ保険証が届いていなければ、お住まいの都道府県の後期高齢者医療広域連合に電話で問いあわせてください。最悪の場合、保険情報が宙に浮いていて無保険状態になっている可能性があります。
ブログを見ていらっしゃる方の多い都道府県の広域連合の連絡先を書いておきます。
大阪 06-4790-2028
京都 075-344-1202
兵庫 078-326-2612
奈良 0744-29-8430
東京 03-3222-4499
神奈川 045-440-6700
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コメント
後期高齢者医療制度の対象になる母を持つ者です。
私もこの制度には絶対反対の立場を取らせていただいてます。
先日、ウチに件の保険証が送られてきましたが、具体的にウチはどの程度の負担になるのかという事を知らせる物は全く無く、一律的な小冊子が同封されていただけで、結局細かい事は未だ分らないままです。
その旨を記した私のブログ記事をTBさせていただきましたので、御挨拶に代えさせていただきます。
投稿: yaukazu | 2008年3月16日 (日) 22時47分