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「余命宣告書」と「延命治療辞退届け」

 昨日、週刊ポストの記事について書きましたが、週刊現代にも後期高齢者医療制度を批判する記事がのっています。「冷酷!後期高齢者余命宣告制度の仰天中身」と題する記事です。

 記事のテーマは週刊ポストと同じ、「後期高齢者終末期相談支援料」についてです。週刊現代では、厚生労働省が作った二つの書式が鮮明に掲載されています。二つの書式とは、「余命宣告書」とでもよぶべき「書式1-1」と、「延命治療辞退届け」とでもよぶべき「書式2-1」です。75歳以上の高齢者がもう余命いくばくもないなと医者が判断したら、今度からはこの二つの書式を使って延命治療の辞退を確認しなさいというものです。

 何回も書きますが、患者本人に苦痛を与えるだけの無駄な延命治療はしないほうがいいに決まっています。たとえば心臓が止まったときに心臓への電気ショックをあたえるようなことは、昔は病院では頻繁に行われていました。まったくの無駄であることがわかっていても心臓停止を宣告する前の儀式のような意味合いで実行された例も見たことがあります。しかし最近ではそんなことはほとんど行われなくなってきたのです。

 患者本人に苦痛が無くて効果的な延命治療は、実行するべき治療です。残された時間を家族といっしょにすごしたいというのは人間としてあたりまえの感情です。それを、「医療費がかさむから」と言って「延命治療辞退届け」にサインさせようとする厚生労働省官僚は、まったく冷酷な連中です。

 この二つの書式はいまのところ病院の現場には届いていません。ですから、このブログでアップロードすることができません。見てみたいかたは今発売中の週刊現代(5/10・17)をごらんになってください。

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» 報酬 [Yasの“裏”日記・ノア]
テレビや新聞等、メディアで頻繁に取り上げられるようになり、先ずこういう制度がある事を多くの人に“知って欲しい”という当初の目的が達せられた事と、明らかに記事内容を読まずに“キーワード検索”だけでくる¬宣伝目的”と思われる、こちらの意図しない類のトラックバック等が増えてきた為、ここのところ敢えて意識的に触れていなかった「後期高齢者医療制度」 メディアの報道(特にTVでは)を見る限り、年金からの天引きや保険証の配布を巡る不手際、表向きだけの名称変更や、地域に寄る実際の保険料や助成金の格差等々の、様... [続きを読む]

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