« 弔辞医療制度はあかんやろ | トップページ | 4月15日ついに保険料の年金天引き開始 »

後期高齢者医療の大混乱を越えていこうぜ

 後期高齢者医療制度(福田sorryに言わせればチョージュ医療制度)が始まって、病院の現場でも混乱がつづいています。3月までの保険証は3月31日で強制終了されてしまっているので、後期高齢者医療保険証を持ってこない方は保険医療を受けることができません。つまり、全額自費になるわけです。病院としては人道的見地に立つならば、75歳以上のお年寄りに想定外の2000円~5000円もの全額自己負担をお願いするわけにもいきません。しかし法的にはこの自己負担を強制しなければいけないわけです。病院の会計窓口は大混乱です。

 市役所の後期高齢者医療の担当者も困り果てているようです。65歳から74歳までの障がい者が後期高齢者医療制度を脱退できる件です。何がどうなっているのか正確に把握できている担当者はほとんどいないようです。

 しかし、心強い話があります。後期高齢者の外来での包括制度を拒否するお医者さんがあらわれています。後期高齢者が診療所で外来にかかった場合に、一ヶ月に6000円の包括制を適用しようと厚生労働省は決めたわけです。6000円を超える検査や治療は自粛してくれ、制限してくれ、というのが厚生労働省の思惑です。しかし、実はこれは診察する医師の権限で拒否することができるのです。

 大手の医療経営コンサルタントの連中は、「外来包括制は診療所の経営的には不利かもしれないんだけど、お上にたてつくと怖いからねえ、できるだけ外来包括制に協力してくださいねえ」などと腑抜けたアドバイスを診療所の医師にしています。経営的に不利なことを受け入れろなどと言う経営コンサルタントがどこにありますかっ!経営コンサルの連中もよっぽど混乱しているのです。あー、情けないっ!

 そんな中で、「後期高齢者の包括制度は拒否する」と毅然とした態度をとる医師がいるということは、たいへん頼もしいことです。たとえば青森市医師会は包括制を拒否することを呼びかけています。大阪でも、大阪保険医協会の理事長の診療所では包括制度を拒否することにしたそうです。拍手ー!!

 愚かな官僚たちや愚かな経営コンサルの連中の思惑など、そんなの関係ないのです。医療を必要としているお年寄りが気持ちよく医療を受けられること、それが大切なことなのです。私たち病院現場で働くものたちは、国の作り出した大混乱の中でも気をしっかりもって、今日も明日も目の前の患者さんに向き合ってその声に耳を傾けていくつもりです。

|

« 弔辞医療制度はあかんやろ | トップページ | 4月15日ついに保険料の年金天引き開始 »

医療制度改悪やめてくれ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/492777/12226496

この記事へのトラックバック一覧です: 後期高齢者医療の大混乱を越えていこうぜ:

« 弔辞医療制度はあかんやろ | トップページ | 4月15日ついに保険料の年金天引き開始 »