« ついに後期高齢者医療廃止法案を提出 | トップページ | 国会審議が始まりますよ »

養護老人ホームの実情を聞きました

 本日5月25日、奈良市内で「OVER1200キャンペーン奈良」主催の後期高齢者医療制度を考える学習会が開催され、医療現場からの報告ということでお話をする機会をいただきました。

 その場で、養護老人ホームで働いているというかたから次のようなお話を聞くことができました。

 養護老人ホームに入所しているお年よりは、保険料天引きのことも何も知らない。生活保護を打ち切られた人ばかりで、年に1~2万円の後期高齢者保険料も払うことができない。いったいどうしたらいいというんですか。

 養護老人ホームというのは、身体的・環境的・経済的に困窮していて自宅で生活できないお年寄りを救済するために設立された老人ホームです。特別養護老人ホームとは違って、介護保険の適用がされません。行政機関による措置入所です。もともとは生活保護法の養老施設の流れをくんだもので、入所している人はほとんどが生活困窮者です。

 養護老人ホームに入所している人は、入所前は生活保護を受けていた人がほとんどです。ホームに入所して保護してもらえるからという理由で、入所の時点で生活保護は打ち切られてしまいます。そんな生活保護ぎりぎりのラインにいる方なので、年金をもらえたとしてもすごく少ないはずです。

 後期高齢者医療制度では、たとえ収入がゼロであっても生活保護適用でないかぎりは保険料を払わなければなりません。養護老人ホームに入所している人は、ほぼ全員が後期高齢者医療制度の保険料支払いが困難でどうしたらいいかわからない状況なのです。

 ほんとうに、どうしたらいいというのでしょうか。奈良県の後期高齢者医療広域連合の保険料減免の条件では、世帯主が災害にあった場合とか、今年の収入が昨年よりも激減した場合とかしか減免の対象になっていないようです。養護老人ホーム入所者が減免されるかどうか、ちょっとよくわかりません。

 奈良県後期高齢者広域連合のホームページによれば、保険料減免の申請や問い合わせは市町村の後期高齢者医療担当課窓口になっているようです。役所の窓口に聞いてみるしかないと思います。そういう場合、入所しているお年寄りが自分で役所まで抗議しに行くことは難しいですよね。ホームの職員が替わりに市役所に抗議にいかないといけないのでしょうか。ホームの職員もたまったものではないですよねえ。

|

« ついに後期高齢者医療廃止法案を提出 | トップページ | 国会審議が始まりますよ »

医療制度改悪やめてくれ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/492777/21167911

この記事へのトラックバック一覧です: 養護老人ホームの実情を聞きました:

« ついに後期高齢者医療廃止法案を提出 | トップページ | 国会審議が始まりますよ »