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後期高齢者医療制度廃止法案が参議院に

 後期高齢者医療制度の廃止を求める法案が来週にも参議院に提出されることが本決まりになりました。提出するのは民主党・共産党・社民党・国民新党です。

 テレビでは毎日のように後期高齢者医療制度を批判する番組が流されています。毎日テレビのみのもんたの「朝ズバッ!」やABCテレビのワイドスクランブルでは、国会前で14日に行われた高齢者の「怒」の抗議行動、15日に行われた医師の白衣の抗議行動を大々的にとりあげて生々しい声を報道しました。

 政府与党(自民・公明)は、ほんのちょっとの「改善策」を発表することでお茶をにごそうとしています。しかし、ニュースキャスターでさえ、「小手先の見直しじゃなくて、後期高齢者医療制度は廃止したほうがいいんじゃないですか」「与党の見直し案なんてどうせ選挙対策でしょ。高齢者のことなんて考えていませんよね。」と口をそろえて言っています。

 そ・も・そ・も、75歳以上の人だけを別の保険に隔離するということ自体がおかしいのです。75歳以上の人は、これまで何十年間も保険料を払い続けててきたわけです。ちゃんと払ってきたんですよ。それなのに、病気にかかる確率の高い高齢者になったからという理由でこれまで加入してきた保険から強制的に脱退させられるなんて、ひどすぎます。

 「病気の人も、病気でない人も、みんながお金を出し合って病気に備える」というのが健康保険の本来の趣旨なはずです。病気にかかる確率の高い人たちだけを追い出して独立した保険に隔離するようなことをしてはならないのです。そんなことをすれば、病気にかかりやすい人の保険料は今後うなぎのぼりに上がっていきます。低所得の人から順番に保険料をはらえなくなっていき、次々に保険制度からドロップアウトしていくのは明らかなことなのです。これは保険制度からの低所得者の追い出しであり、命の切り捨てです。してはならないことなのです。

 自民党元総務会長の堀内光雄氏は現在発売中の文藝春秋の6月号の中で、こう語っています。

「後期高齢者医療制度」自体、これはもう保険とは呼べない。本来、国民全体が一定の拠出金を出し合って事故や災害、病気などの際に補填するのが保険のはずだ。確かに高齢者は病気がちになるし健康上にリスクを抱えている人も多い。しかし、保険はリスクの高い人と低い人を一緒にして全体で考えるものである。リスクを分散させなければ安定した運営はできないからだ。

 堀内氏が指摘するとおり、後期高齢者医療制度は国民皆保険制度を否定するものなのです。舛添大臣やテレビに出てくる自民党政治家たちは、「国民皆保険制度を守るためには後期高齢者医療制度にするしかないんですよ」と弱弱しい声でつぶやきますが、これほど説得力のないたわごとはありません。

 小泉チルドレンをはじめとして政府与党の不勉強な政治屋のみなさんは、文藝春秋が本屋につんでありますから、各自で購入して堀内氏の文章を読んでよーく考えてみたらいかがでしょうか。

後期高齢者医療制度に反対する署名運動にご協力ください。

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