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75歳の誕生日プレゼントは医療費2倍??

 えげつない話なのですが、入院中に75歳の誕生日を迎えたら、その月の入院医療費の支払い額が2倍になります。coldsweats02

 実は私たちの働く病院で、この4月に入院中に75歳になったかたがいらっしゃって、コンピューターで作った入院費請求書の額が通常の2倍になっていたという事件がありました。私たちは、これはコンピューターのプログラムの誤りではないかと考え、コンピューターソフトのメーカーに「けしからん!」と文句を言いました。ところが、「それで間違いない。後期高齢者医療制度が開始される75歳の誕生月は自己負担額が2倍になるのが正しい。」という回答でした。

 しかし、なぜそんなことになるのかどうしても納得がいかなかったので、以後も調査をつづけました。しかし、本当に2倍になるのが正しいのかどうか、どうも確証が得られませんでした。後期高齢者医療制度がいかにお年寄りいじめの制度とはいえ、75歳の誕生日にわざわざ負担をふやすなんていうひどい話は信じることができなかったのです。

 ところが、後期高齢者医療制度廃止法案を話し合っている参議院厚生労働委員会の6月3日の審議の中で、この問題がとりあげられたのです。日本共産党の井上議員が京都のある病院で実際に起きた事例をとりあげ、75歳の誕生日を迎えた方が2倍の自己負担額になったがこれは何故かと質問しました。そうしたら舛添厚生労働大臣は、「制度上、そういうことも起こる」と回答しました。

 なぜ入院医療費の支払い額が75歳の誕生月だけは2倍になるのか。それは75歳になるとそれまで加入していた健康保険から強制的に脱退させられるため、入院医療費の計算も誕生日でリセットされるからなのです。誕生日の前に一般の健康保健の加入者として一か月分の医療費を払い、誕生日のあとに後期高齢者としてまた一ヶ月分の医療費を払わねばならないというのです。

 こんなひどい話はありません。75歳の誕生日プレゼントに何かをくれるというのではなく、逆に医療費を2倍もむしりとられるのです。「長寿を祝う」といいながらこの仕打ちはいったいどういうことでしょうか。

 6月6日の参議院本会議で、後期高齢者医療制度廃止の法案が可決されました。やったね!!happy02 ぜひ衆議院でもこの法案を可決していただきたいものです。国会周辺では連日、後期高齢者医療制度廃止を求める人たちが押しかけています。みんなの力で廃止に追い込みましょう。

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