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松下PDPの団体交渉・人権侵害するなよなーッ!

 7月30日、天神祭りtyphoonのほとぼりもさめやらぬ大阪市内のとある会館で、吉岡力さんの不当解雇を撤回させるための松下プラズマディスプレイに対する団体交渉が行われました。

 またしても、松下プラズマディスプレイの人事担当参事のすてきなおじさまが相手heart。テレビドラマに出てきそうな絵に書いたようなコワモテ会社側弁護士も同席danger。どきどきします。

 なかまユニオンって、会社との秘密交渉はしない主義。いつも組合員がみんなで話し合いを行います。あまりにもみんなが好き勝手に言いたいことを言うので、松下のお偉いさんもちょっとマイッチングshock。というわけで、今回の団体交渉ではあらかじめ指定されていない人は発言を自粛することとなりました。おかげで小松病院分会の出番は無し。まー、ええけどさー、チョイつまんねー。

 人事担当参事がおっしゃるには、松下プラズマディスプレイの会社としては、最高裁判所で争っている間は何にも話し合いで解決するつもりはないんですって。いやらしーー。pout

 しかしながら、吉岡さんが解雇される直前に工場でひどい人権侵害を受けていたっていう事実については、大阪地方裁判所でも大阪高等裁判書でも認定されているのです。なおかつ、松下プラズマディスプレイが最高裁判所に提出した上告書にも、「人権侵害なんて無かった」なんて申し立ては一つも書いていないのです。つまり、「人権侵害があった」という事実については、争う余地が無く確定してしまっているのです。この問題だけでも、裁判の判決をまたずに解決の話し合いをもったほうがいいんじゃないのか、というのが松下プラズマに対するなかまユニオンのみんなからのお優しいアドバイスでした。

 吉岡さんが受けた人権侵害ってどういうこと?すごく気になりますよね。

 吉岡さんが偽装請負を告発して松下プラズマに直接雇用されてからのこと。吉岡さんは一人だけ隔離部屋に閉じ込められ、「リペア」という作業をさせられました。この「リペア」が曲者なのです。「リペア」とは、故障したものを修理することですね。吉岡さんが修理させられたのは、今はやりのプラズマテレビです。

 作成過程で不良品になったプラズマテレビの修理で、10ミクロン程度の大きさのゴミを竹串で取り除く作業だったのです。

 10ミクロン・・・・・ってよくわかりません。調べてみたら、1ミクロンは1000分の1ミリのことです。ってことは、10ミクロンって100分の1ミリの大きさかっ!小さッ!ちょっと待てよ、おい!大きさ100分の1ミリのゴミって目に見えるんか?それを焼き鳥に刺すような竹串で取れるんか?世界の松下が開発した超弩級スーパーハイテク竹串なら、そんな不可能な作業でも可能になるんでしょうか。マツシタのタケグシよぉぉ!おまえの力を見せてくれぇぇぇッ!

 当時の吉岡さんの上司ははっきりと言いました。「あってもなくてもいいようなどうでもいい仕事だ」つまり意味の無い作業ってことです。

 こういうのを人権侵害っていうのです。あってもなくてもいいような作業を一人だけ隔離してさせる、こんな酷いことは人間性の否定なのです。本人がどんなに落ち込むと思いますか。偽装請負を告発した吉岡さんを嫌って、会社ぐるみでイジメを行ったわけです。ヒドイ会社です。

 あー、腹立ってきた。松下プラズマディスプレイはひどい会社だっ!

 大阪高等裁判所は、こんなひどい扱いを許したらいけないという判断をして、松下プラズマディスプレイは間違いを反省して吉岡さんの解雇を撤回し職場復帰を認めるように命令する判決を出したのです。良いこと言うじゃんか、裁判所。

 私たちも団体交渉に参加してそのやりとりを聞くうちに、やっぱり吉岡さんが言っていることが正しくて、松下プラズマディスプレイが言っていることが外道で非道でだとわかってきました。

 吉岡さんのことを詳しく知りたい方は、「吉岡さんを松下電器の職場に戻し、人権侵害・不当な雇い止めをなくす会」が最近パンフレットを出版しましたので、それをお読みください。一冊1000円(カンパ込み)です。手に入れたいかたはなかまユニオンにご連絡ください。heart04

080216

吉岡さんの会のホームページはまだ準備中ですが、こちらです。若干のコンテンツがあります。

吉岡さんを松下電器の職場に戻し、人権侵害・不当な雇い止めをなくす会

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コメント

少し疑問があります。
人権侵害については徹底的に糾弾して損害賠償なり慰謝料なりを請求するべきでしょうが、不当解雇を撤回させて吉岡さんという人を職場復帰させて、吉岡さん本人に何のメリットがあるんでしょうか?今後そのようなことがないように警鐘を鳴らすという面では意味があるんでしょうが、私個人的な考えとしては、そんな会社はさっさとこちらから見切りをつけて、新しい職場で能力を発揮するほうがご本人にとっても良いと思います。復帰しても合法的に不要な人材としての扱いしか受けないのは明白のように思いますから。
その点ではメリットを受けるのは支援している団体だけなんじゃないでしょうか。吉岡さんにとっての職場復帰はデメリットしかないように思います。

投稿: れい | 2008年8月12日 (火) 17時09分

 れいさんへ。
 真剣なご意見、ありがとうございます。すごく核心をつくような疑問だと思います。
 なかまユニオンは、問題に直面している本人が納得できるような解決をめざすことをモットーにしています。ですから吉岡さん自身が不幸になるような結果になっては絶対にいけないわけです。
 私たち、支援している者の思いはありますが、吉岡さん自身はどう思っているんだということが大切なことだと思うので、ここはひとつ吉岡さん自身に聞いてみることにしましょう。吉岡さん自身の考えを、近いうちにお伝えできるようにいたします。
 私自身の考えについても、また近いうちにブログに書こうと思います。

投稿: みるめ | 2008年8月12日 (火) 23時13分

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