便乗解雇は犯罪だ！橋下知事は便乗解雇をするな！

　12月24日クリスマスイブの大阪・御堂筋。私たちなかまユニオンは3月に予定されている大阪府立学校非正規職員346名の大量解雇に抗議して、サンタクロースの衣装に身を包んでのアピールを行いました。いちょう並木に巻きつけられた御堂筋イルミネーション。思いつきのような御堂筋イルミネーションを行うお金があるのなら、346名をクビにする必要は全然ないはずなのです。

　どんなプレゼントがもらえるか、子どもたちが楽しみにしているはずのクリスマス。本当に子どもたちに手渡したいのは、誰もが安心して働ける、まじめに働くものがむくわれる社会ではないでしょうか。

　この年末、暗いニュースの中でもひときわ真っ黒黒黒に暗いのは、非正規労働者が年末から新春にかけて全国で8万5000人も解雇されるというニュースです。11月の末には3万人といわれていましたから、この一ヶ月で5万人以上が新たに解雇を宣告されたわけです。いったい、この数字はどこまで増えていくのでしょうか。

　めっきり寒くなった中で、今日も解雇された人がいるのです。明日、解雇されるという不安の中で眠れない夜をすごす人もいるのです。解雇と同時に会社の寮を追い出される人も多いのですよね。いったいどんな年末をすごしているのでしょうか。お正月を祝っているどころではないはずです。本当に心が痛みます。

　企業に解雇された人たちの失業対策・住居対策に全国の地方自治体が頭を痛めています。なにかできることはないかと考えています。そんなときに、あろうことか大阪府の橋下cheesyはみずからが大阪府立学校に勤務する非正規職員346人を解雇するというのです。

　信じられませーーん。よーーーく考えてみてほしいのです。

　世界的な金融恐慌のせいで景気が悪いというのは事実でしょうが、どう考えてもおかしいことがあります。たくさんの儲けをためこんでいる企業までもが、大量の非正規解雇を行っている実態があるのです。会社がつぶれるところまで追い詰められているわけでもないのに、世間で非正規解雇が流行しているから、このさいクビにしておこうという便乗解雇がまかりとおっているのです。

おかしいですよね。期限の定めのある労働者を、その期限が来る前にクビにすることは法律に違反することなのです。解雇を回避しようとして全ての手をつくしたうえでないと、解雇は違法であり、犯罪行為なのです。

私たちは訴えます。「便乗解雇は犯罪だ！」「行政は便乗解雇をとりしまれ！」　

　そして、私たちは繰り返しこう訴えます。「大阪府の本当の赤字の原因にメスをいれることぬきに非正規職員をクビにするのは便乗解雇だ！」「橋下cheesyは便乗解雇をするな！」「大阪府は便乗解雇されたたくさんの人たちに救いの手をさしのべろ！」