« 扇町公園で野宿者に炊き出し | トップページ | 製造業への派遣を禁止すると舛添大臣は言うけど »

年越し派遣村の500名に明日からも住と食が保障

 病院で働いていると正月休みというものがそもそも有って無いようなものなのですが、世間では今日で正月休みが終わりです。

 さて、東京日比谷公園の年越し派遣村に集まった500人もの人たちが明日からどうなるのか、みんなの関心のまとでした。厚生省講堂を開放させたのは画期的なことでしたが、ここが使用できるのも明日の午前9時までと言われてきたからです。これについて派遣村実行委員会からの速報が入りましたので、貼り付けておきます。以下、年越し派遣村のホームページからです。

19時前より行われていた、派遣村実行委員会よりの厚生労働省への要望行動において、当面の間、厚生労働省と東京都とで500名の住と食を保障する、との回答が得られました!

これも、入村者やボランティアスタッフのみなさん、ご支援ご声援をくださったみなさんの声の力です。ありがとうございます。

なおこの結果を受けて、21時から緊急村民集会を開催します。

 詳しくはこのブログの「リンク」から年越し派遣村のサイトを開いてごらんになってください。

 それにしても、この年越しの寒いときに大量首切りをあえて行った大企業たちは、本当に血も涙も無い連中です。長年の好景気のあいだにためこんだお金があるにもかかわらず金融危機に便乗して大量解雇を行ったのです。これは人災です。日本社会の転覆をはかる同時多発経済テロと呼んでもいいかもしれません。500人の派遣村村民はもとより、全国のネットカフェや個室ビデオ店で難民生活をおくっている被解雇者もみな、人災の被害者です。国は国の責任で被害者を救済し、加害社(加害会社)を戒めるべきです。

 私たちは、派遣切りの加害会社の責任追求をあいまいにしてはいけません。派遣村に全国から支援の物資やカンパが寄せられているときに、さらに追加で便乗解雇をしようとしている加害会社があるのですから。

 非正規職員を346人も解雇しようとしている大阪府の橋下cheesyなど、もってのほかと言えますね。

|

« 扇町公園で野宿者に炊き出し | トップページ | 製造業への派遣を禁止すると舛添大臣は言うけど »

貧困はしかけられた罠だ!」カテゴリの記事

コメント

素朴な疑問です。

①なぜ日比谷だけが特別扱いされるんでしょうか。(地方自治体ではこのようなことがなされないのは何故?)

②なぜに日比谷に集まった人達だけが「生活保護」をすぐに受けられるんでしょうか?

投稿: れい | 2009年1月13日 (火) 15時56分

れいさんへ
 コメントありがとうございます。
 ご質問の件ですが、日比谷公園で年越し派遣村を開催したのは、まったくの民間ボランティア団体です。主催者の母体になったのは反貧困ネットワークという貧困問題に取り組む団体どうしの連絡組織です。東京で活動しています。
 反貧困ネットワークには、私たちなかまユニオン小松病院分会もできるだけ協力することにしています。反貧困ネットワークの事務局長であり年越し派遣村の村長も務められた湯浅誠さんが大阪に来たときに直接お話をさせていただいたことがあるからです。政党の思惑やしがらみを超えて生活困窮者の視点でまじめに運動に取り組まれているかたです。
 年越し派遣村のような取り組みは本来は地方自治体が取り組んでもいいのですが、実際は行政は重い腰をあげようとはしません。
 まったくの有志のとりくみであった年越し派遣村ですが、これまでの反貧困ネットワークの不偏不党の営業努力のおかげで自民党公明党以外のすべての政党、全ての労働組合中央組織が支持を表明しました。また、ほとんどのマスコミが大々的に取上げました。
 おかげで、500人もの生活困窮者が集まるということになったわけです。もともと主催者が想定していたのが200名くらいだったので、キャパシティをはるかに超えてしまったのです。
 それで、公園のすぐそばにある厚生労働省や東京都が見て見ぬふりができなくなってしまったというのが実情です。それでも、もしもマスコミが動いていなかったら、行政には無視されていたと思われます。

 年越し派遣村のような、寝泊りするところも無いような生活困窮者への対策(宿泊テントの提供・炊き出し・生活相談)というのは、実は日比谷だけではなく全国的に何箇所も行われているのですが、残念ながらそれらはすべて小さな民間ボランティア団体によるものです。
 私たちも大阪の扇町公園の年越し炊き出しにお米を差し入れに行きました。このようなところにはマスコミはほとんど来ていません。

 なぜ、日比谷だけが特別扱いされるかといえば、それは主催者の母体である反貧困ネットワークが何年間もかけて地道な営業努力を続けて各界の協力をかちとってきたからとしか言いようがありませんね。
 それ以外のところに焦点をあてないマスコミはおかしいのですが、そもそも見て見ぬふりを決め込んでいる行政がなんといっても一番おかしいですよね。

 生活保護ですが、日比谷に集まった人への保護は短期間の保護です。もともと、生活保護という行政サービスの趣旨からいえば、一ヶ月間とか期限付きの短期間の保護はもっと気軽に受けられてもいいものなのです。困ったときはお互い様という精神で運用されるのが生活保護サービスなのです。
 ところが実際には行政は、短期間であっても生活保護の申請書の用紙を見せることすらしてくれないところが多いのです。
 これは行政サービスのサボタージュだと思います。
 今回の日比谷公園の人たちの場合、マスコミが来ているので行政がサボらずに仕事をした結果、みんながすぐに保護を受けられるという当然の結果になったのだと思われます。

 もちろん、一度に全国的に10万人近い人が解雇されるという今の社会情勢は、生活保護制度がもともと想定していなかったもので、大地震の被災に近いかもしれません。解雇された人の生活保護というのは一時しのぎなわけですから、抜本的な対策をどうするのか、それは国政の責任となってくるのだと思いますね。

投稿: みるめ | 2009年1月13日 (火) 23時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/492777/26802798

この記事へのトラックバック一覧です: 年越し派遣村の500名に明日からも住と食が保障:

« 扇町公園で野宿者に炊き出し | トップページ | 製造業への派遣を禁止すると舛添大臣は言うけど »