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季節はずれインフルエンザの正体・ほんとうに怖いのは?

 現在発売中の週刊金曜日7/31号に「新型インフルエンザは実は新型ではない」という趣旨の記事が掲載されています。これをどう思うかという質問をいただきました。

 記事を書いているのはNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表の浜六郎さんです。浜六郎さんの書いていることは、論旨がすっきりしていて目からうろこが落ちる感じです。

 この春から続いている「新型インフルエンザ」騒動なのですが、このブログでも何度も書いてきたとおり、「なぜ60歳以上の人は新型インフルエンザに感染しにくいのか」という問題があります。

 新型だとしたら誰も免疫を持っていないわけですから、年齢によって差がでるはずがないからです。

 最近の調査によって、60歳以上の人の多くが、この新型インフルエンザにたいする抗体(免疫物質)をすでに持っていることがわかりました。

 つまり、現在「新型インフルエンザ」と呼ばれているインフルエンザは、60年ほど前にすでに流行したことがあるインフルエンザなのです。「新型」でもなんでもありません。「時代遅れインフルエンザ」です。

 病院の現場では「季節性インフルエンザ」か「新型インフルエンザ」かという区別をしているのですが、「新型インフルエンザ」と呼ばずに「季節はずれインフルエンザ」と呼ぶほうが正確ですね。

 浜六郎さんは「新型インフルエンザ」と呼ばずに「2009A/H1N1インフルエンザ」と呼ぶことにしているそうです。

 さて、浜六郎さんの指摘でさらに重要なのは、インフルエンザ患者の死亡がインフルエンザそのものによる死亡ではなく、本当は解熱剤中毒による重症化・死亡ではないかという点です。

 インフルエンザによって何千万人もが死亡したスペイン風邪は、第一次世界大戦の戦場で流行したインフルエンザでした。当時の軍隊ではインフルエンザに対して解熱剤アスピリンの大量投与という治療法が実行されていたのですが、そのためにアスピリンの副作用で大量の兵士が亡くなったという可能性があるというのです。

 アスピリンの毒性は戦後になって明らかになってきたので、最近は病院現場では使われていません。アスピリンよりも毒性の弱い解熱剤が使われていますが、それでも副作用が時々発生することは医療業界では常識です。解熱剤の使用は最小限にとどめるべきです。なぜなら解熱剤は病気の根本を治すものではなく症状を抑えるだけなので、かえって回復力を妨げることもあるからです。

 今回のインフルエンザ騒動で、メキシコで多くの死者が発生したのは、毒性の強い解熱剤が市販されているからなのです。

 浜六郎さんは、タミフル脳症を引き起こすことで問題になっているタミフルが、今回のインフルエンザ騒動で解禁されてしまったことの危険性を指摘しています。タミフルはたいへん副作用が強い薬なので、使うべきではありません。

 タミフル中毒で死んだお子さんたちの遺族の悲しみが忘れ去られようとしていることには、なんともやりきれないものがありますよね。

 

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