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デタラメの契約書で雇われた労働者の反撃が始まる

 11.27最高裁ヒューマンチェーンのあと、近くの町村会館で報告集会が開催されました。

 そこには驚くような顔ぶれが集まっていました。吉岡さんの問題が、日本の労働者みんなに関わるような問題になってきたのだと、痛感しました。まずは、国会議員のみなさんです。

1127  日本共産党の参議院議員・山下よしきさんが挨拶しました。大阪ではちょっと有名な方ですよね。そして、日本共産党の志位和夫委員長からのメッセージを代読されました。

1127_2  続いて、日本共産党の参議院議員・仁比聡平さんのお話です。

1127_3  労働界からは、全労連の寺間誠治さん、全労協の遠藤さん、東京争議団共闘の渡部さん、鉄建公団訴訟原告の田中さんが発言しました。

1127_4  そして吉岡力さんと手を取り合って闘っている争議団の仲間からの発言。パナソニック電工職種偽装問題訴訟の佐藤昌子さんをはじめ、キャノン非正規労働者組合やアルバイト・パート・派遣労組関西などから続々と発言が続きます。

1127_5

 労働弁護士としておなじみになった村田弁護士から、最高裁の争点についての詳しいお話がありました。

 実はパナソニックPDPの裁判では、労働契約の場合に紙に書かれた契約書と実際の労働の実態が食い違っているとき、どう考えるかが問題になっているのです。

 よくあることじゃないですか。契約書とまったく違った労働条件で働かすおかしい会社。おかしいと思っていてもそれを口に出せずに、「まあ、いいか」と契約書とは違う条件でがまんして働くなんてことは、今の日本ではいくらでもあります。

 吉岡さんの事件で問題になっているのは、パナソニックが「請負」や「派遣」という形式で労働契約をしておきながら、実態としては正社員とまったく変わらない仕事をさせていたということなのです。

 それなのに、首を切りたいと思ったとたんに「派遣契約終了」といとも簡単にクビにするのは、あまりにもご都合主義ではないですか、ということなのです。

 会社だってわかってやっているんですよ。紙きれに書かれた契約書はあくまでも建前の契約であって、本音の契約はそれとは別にあるんです。仕事の現場で指図する中で本音の契約の中身を労働者にしめし、労働者がそれに従うことで本音の契約が紙に書かれることもなく形作られていくのです。

 「君は派遣社員だけど、正社員なみにがんばってくれてるよなあ。期待しているよ」などと日ごろから言って正社員並みの業務を強制しておきながら、都合が悪くなったら「君は派遣だから明日から来なくていい」などと切り捨てるのは、あまりにも身勝手なことなのです。会社の甘えの構造を見て見ぬふりをしてきたから、日本はこんな不幸な社会になってしまったのです。

 こんな会社の身勝手な振る舞いはやっぱりいけないことなんだと、職業安定法と労働基準法をもとにして法律的に筋道をたてて明らかにしたのが、村田弁護士をはじめとする弁護団がかちとった大阪高等裁判所判決での成果なのです。いつまでも会社を甘やかしていてはいけないよという判決なのです。これを専門用語では「黙示の労働契約論」と言います。

 あきれたことに、パナソニックはいまだに紙切れに書かれたデタラメの契約書に基づいて、吉岡さんを不当解雇したのは派遣会社であって自分たちは契約してないし責任ないし悪くないのだとひらきなおっています。「契約なければ労務提供なし。契約なければ指揮命令なし」この村田弁護士の言葉をパナソニックはよく肝に銘ずるべきです。

 デタラメの契約書で雇って人をコケにしてきた会社に、労働者みんなで反撃してやろうではありませんか。

 

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