安すぎる商品、それって誰かの権利を奪っていませんか?
5月30日、晴れ。大阪市内で行われた「いのちはめぐるin高津宮」に行ってきました。
このイベントはフェアトレードや自然農の取り組みのお祭りです。フェアトレードっていうのは、私たちが日本で買っているアジア・アフリカ諸国から輸入された品物が「安すぎるんじゃあないですか。それって何かおかしくありませんか」という問いかけから始まりました。
正直な取引の上で価格が決まるのではなく、先進国の多国籍企業による詐欺や現地の腐敗した権力の暴力的な弾圧によって不当に安い価格を強要されている人たちがいる。それがグローバル化の進んだ世界経済の実態です。「構造的暴力」と呼ばれる実態ですね。
そんな実態に疑問を持った人たちが、多国籍企業に頼らずに公正な取引で適正な価格で貿易をしようと開始したのがフェアトレードです。みんなが幸せになる商売のやりかたがあるはずだということです。
ビルマ救援センターがカレン族難民を支援する物品を販売していました。ビルマ(ミャンマー)独裁政府によって迫害されている少数民族カレンは、タイの山岳部に難民として生活しているのです。
がらっと変わって、こちらは健康に良いオリーブオイルをテイスティングしながら購入できるお店。
そのほかにも、さおり織りを実演するお店や、フィリピンの貧困な女性たちが作った手芸品を売るお店や、無農薬のおいしい野菜を売るお店など、いろいろなお店がありました。
| 固定リンク
「もう一つの世界は可能だ」カテゴリの記事
- パワハラ・ブラック企業をぶっとばせ!(2014.08.03)
- 派遣法大改悪反対!日韓シンポジウム(2014.06.29)
- 「子どもたちを生き返らせてくれ」・青少年がセウォル号事故追悼会(2014.05.06)
- 韓国のセウォル号沈没事故・船長は非正規職員だった(2014.04.22)
- ソン・ギョンドン詩人と楽しく飲みました(2013.12.12)
コメント