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同一価値労働同一賃金とはどういうことか

 ちょっとびっくりしましたが、すでに労働組合の経験のあるはずの方から、次のような声を聞きました。

 同一価値労働同一賃金って、なんのことかわからん。

 これは、同じ価値を生み出す労働をしている人には、同じ賃金を支払うべきだという考え方です。男子正社員中心主義の古くからある企業別労働組合はこんなことは主張しませんが、最近の地域ユニオンではこのような考え方が主流になってきています。

 分かりやすい例をあげましょう。一つの職場で正社員と派遣職員とが混在して働いていて、同じ仕事をしているのに賃金は派遣の人のほうが半分であるという場合がありますよね。こういうことはけしからんというのが同一価値労働同一賃金の主張です。「同じ仕事してるんだから同じ賃金はらえよ」ということです。

 月給で働いている正社員と時給で働いているパート職員とでは、同じ仕事をしていてももらえる賃金に歴然とした差があるわけです。これはおかしいというのが、同一価値労働同一賃金の考え方です。非正規労働者の大幅賃上げを求める運動の根拠になっているのが、同一価値労働同一賃金の考え方です。

 外国に目を向けてみましょう。オランダの例です。オランダではフルタイム労働者も、半日だけ働くパートタイム労働者も、時給は同じでなければならないということが、法律で定められています。オランダは同一価値労働同一賃金があたりまえとされている国なのです。

 もちろん、非正規の低い賃金にあわせて正社員の賃金のほうを引き下げて平等を確保しろというのは間違いです。日本では、自立して生活するために必要な時給は最低でも1200円であることが経済学者の研究によってわかっています。時給800円では長い目で見れば生活していけないのです。時給1200円以上ということを前提にして、非正規労働者の賃金を正社員並みに引き上げようというのが、私たちの主張なのです。

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