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昭和の名作「ドレイ工場」を見ました

 昭和の労働組合を描いた映画の名作「ドレイ工場」を見ました。

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 映画「ドレイ工場」が公開されたのは1968年ですから、40年以上前のお話です。映画の中で、人の集まっているところで断わりも無く平気で煙草に火をつける場面が頻繁に出てくるのが、いかにも昭和という感じです。

 この映画は実話に基づいて作られたストーリーで、当時の全国金属労働組合が全面的に協力し、組合員がエキストラ出演して撮影されました。ですから、たいへんなリアリティがあります。

 東京の江戸川沿いにある大きな鉄工所、関東鉄工所で鉄を削る仕事をしている谷山という青年労働者が主人公です。前田吟が演じています。谷山が可愛がっていた後輩がある日、仕事中に死んでしまいます。会社上層部が計画した無謀な生産性向上運動のために、不慣れなクレーンを運転させられたことによる労働災害でした。

 謝罪や補償金の一つもない会社に怒り狂った谷山は、全国金属労働組合に加盟し、ドレイ工場の改革を断行すべく、組合の職場内での公然化に参加していくことになります。

 一世一代の組合公然化のストライキ・職場集会を成功させ、職場改善運動を開始した谷山たちの前に、御用組合の結成、組合員の差別解雇、暴力団による襲撃などの嵐のような試練がおそいかかります。谷山たちは、時には対立しあいながらも、怒りも喜びもぶつけ合って徹底的に議論しながら進んでいきます。

 昭和の時代のお話なので、今とは情勢が変わっているところもあります。2010年には同じような物語はおそらくありえないでしょう。しかし、現在の労働組合が直面している問題の背景となる歴史がよくわかる映画です。

 「第二組合の組合員を敵視しない」というところが印象に残りました。「第二組合」とは会社が作らせた御用組合、「ニセ労働組合」のことです。組合所属が違い、たとえ立場は違っても、職場を良くして行きたいという思いが同じである事を信頼しようというのが、その考え方です。

 DVDがレンタルビデオ店で借りれるので、一度ご覧になることをお勧めします。

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