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チリ鉱山事故33人救出!なぜ事故は起きたのか

 チリの鉱山で起きた落盤事故で、地下に閉じ込められていた33人の労働者が全員救出されました。(現地時間10月13日午後9時55分/日本時間14日午前9時55分)

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 一時は生還は絶望的と思われていた労働者たち全員の救出を心の底から喜びたいと思います。奇跡ですよね。今日はチリのワインを飲んで祝杯をあげました。本当によかったです。

 救出された労働者の健康の回復と、これからの生活の安定を望みます。

 しかし、ここで実は不思議なことがあります。労働者たちが無事に救出されるまでは黙っておこうと思っていたのですが、もう書いてもいいでしょう。

 落盤事故の起きたサンホセ鉱山は、実は三年前の2007年に閉鎖されたはずの鉱山だったのです。いつ事故が起きるかわからない鉱山では、安全対策が実施されているかどうかは人命に関わる重大事項です。サンホセ鉱山は200年前に作られた古い鉱山で、安全対策が決定的に不十分でした。もしも事故が起きたときの避難経路が確保されておらず、通気孔すらも存在しないという危険な鉱山でした。

 そのため、チリ鉱山労働組合は1995年にサンホセ鉱山の閉山を要求したのです。2005年にチリの労働基準監督署が危険性を認め、閉山を勧告しました。そして2007年に閉鎖されたのです。

 その閉鎖されたはずのサンホセ鉱山でなぜ事故が起きたのか?ほんとうに不思議な話なのです。

 調べてみたところ、昨年2009年にサンホセ鉱山は営業を再開していました。再開を許可したのはチリ政府です。ところが、安全対策が改善された形跡はまったくないのです。

 危険だからいったんは閉鎖されたはずの鉱山の営業再開を決定したのはいったい誰なのか。チリ政府の内部の問題なのですが、その責任の所在が厳しく問われているのです。鉱山会社と監督官庁とのあいだに不正な癒着があったのではないかという疑いがうわさされています。

 何よりも大切なことは、今回のような鉱山落盤事故をくりかえさないことです。そのために何ができるのか、私たちもチリの鉱山労働者といっしょに追求して行きたいと思います。

 どなたかスペイン語のわかるかたがいらっしゃったら、チリ鉱山労働組合が今回の鉱山事故について発表している声明などの日本語訳を送ってはいただけないでしょうか。

 

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