パワハラ怪人・ババリアン登場！

　このブログをｇｏｏｇｌｅやｙａｈｏｏで見に来られた方の検索ワードを見てみますと、圧倒的に「パワーハラスメント」が多いのです。この一ヶ月で見ても、すべての検索ワードの中の９．４％が「パワーハラスメント」「パワハラ」です。いかにパワーハラスメントに悩む人がこの世の中に多いかがわかりますよね。

　ブログ読者の方からも、とうてい公開できないような職場のパワハラの驚くべき実態の話がメールで極秘裏に寄せられています。

　実は、私たちの職場には、パワハラ怪人・蛮罵詈暗（ババリアン）と呼ばれている恐るべきパワハラ実行犯がいます。ババリアンとは英語で「野蛮人」という意味です。

　ババリアンのパワハラは「絨毯爆撃的おしゃべり爆発型」です。

　ババリアンは、部下や目下の人に対して人格を傷つけるような暴言を吐きます。「立て板に水」とはこのことで、常人ならば思いつくこともできないような下品で口汚い罵詈雑言が次から次へと出てきます。誰もがげっそりと憂鬱な気分になります。

　ババリアンは、平気でうそをつきます。自分が失敗したことが明るみに出る恐れがあると、あることないこと言って、それをすべて部下や同僚や他部署の人や時には上司の責任になすりつけてしまいます。もちろん、日ごろからパワハラのターゲットにされている部下が無実の罪を背負わされることがもっとも多いわけです。誰もが何かおかしいなと感じながら、反論するのもうんざりするので黙りこんでしまいます。

　ババリアンは、上司への「べんちゃら」だけは人一倍がんばっています。もちろん、頭のいい上司はそんな「べんちゃら」には影響されませんが、困ったことに「べんちゃら」にだまされてしまう残念な上司も存在するというのです。ほんとうかよ！

　さて、私たちはババリアンの実名を公開するような愚かなことはしません。なぜなら、パワハラ実行犯の実名公開は法的には名誉毀損という罪になってしまうからです。実名公開は、裁判で有罪であることが確定し、実名公開が社会的な利益になることがはっきりしてはじめて可能になります。

　パワーハラスメントを裁判所でさばくには、刑事裁判にせよ民事裁判にせよ、充分な証拠が必要となります。企業の内部で行なわれているパワハラの証拠集めはさまざまな困難を伴いますが、犯罪の被害者には被害の証拠を保全する権利が基本的な人権として認められています。

　なにより、企業には企業の内部でのパワーハラスメントを防止する義務があります。私たちはこのことを強調します。私たちは、パワーハラスメントを受けてきた怨念をはらし、パワーハラスメントを撲滅するために、阿修羅のように目を輝かせているのです。