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そういうことだったのか!同一価値労働同一賃金

 10月12日、秋の学習講座「均等待遇~同一価値労働同一賃金の原則~の実現に向けて」が開催されました。主催はなかまユニオンとOPEN(平和と平等を拓く女たちの絆)です。

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 学習講座では、滋賀大学の山田さんにお話をしていただきました。

 同じ仕事をしているのに、パートの給料が正社員の半分しかないなんておかしいやないか!同じ仕事をしていたら同じ給料を支払うべきだ!これが「同一労働同一賃金」の考え方です。説得力ありますよね。

 ところが、企業経営者はこれに対してニヤニヤ笑いながら、「同じ仕事じゃなかったらいいんだろ!」と反論してきます。「パートは正社員に比べて簡単な仕事しかさせないことにするよ。それなら給料が半分でも文句言えないだろう。どうじゃ、まいったか!」というのがその反論です。

 ところが、実際には簡単な仕事しかさせないと言っても、その差はわずかしかないことが多いのです。正社員よりちょっとだけ簡単な仕事にしておいて、給料は半分というのが実態なのです。これではやっぱりおかしいですよね。

 そこで、「同一労働同一賃金」の考え方を更に一歩進める必要が出てきました。たとえ異なる仕事をしていても、同じ価値のある労働をしていたら同じ給料にするべきだ、それが「同一価値労働同一賃金」の考え方なのです。「同一価値労働同一賃金」は「同一労働同一賃金」の発展形なのです。

 山田さんは、価値が同じかどうかを評価するための職務分析・職務評価のツールを開発しています。負担・知識技能・責任・労働環境の4つのファクターを分析することで、異なる仕事の間の価値の比較が可能になるのです。

 日本での研究はまだまだ始まったばかりなので、万能ではないのです。しかし、山田さんの研究のなかで、ホームヘルパーと看護師との比較をしてみたら、ホームヘルパーの賃金(現行は平均時給が1242円)は時給2894円に引き上げるのが妥当だという結果が出たそうです。

 このツールを使えば、正社員に比べてちょっとだけ簡単な仕事をさせられているパートの労働者の賃金が、本当は何円が妥当な額なのかを計算することができるのです。

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 学習講座にはパナソニックPDP偽装請負不当解雇事件の当事者の吉岡力さんも参加しました。吉岡さんは、「差別禁止・均等待遇を求める労働者憲章」についての提案を行いました。

 派遣やパートの賃金や待遇が低く抑えられているのは人間性に対する差別であり、人権問題です。誰もが生活していける、差別のない働き方を実現するための理想像を明らかにする私たちのマニフェストが、労働者憲章です。

 労働者憲章は、お偉い政治家の先生や天から降りてきた教祖様が授けてくれるものではありません。それは労働者どうしが話し合いながら力と知恵をあわせて産み出していくものなのです。私たちは、今後も議論と研究を深め、労働者憲章をつくりあげていきます。

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