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今年もインフルエンザ予防接種が始まってはいるが

 次のようなお問い合わせをいただきました。

 インフルエンザの予防接種は、今年のワクチンは効くのですか。また、接種して何日間くらいで効き目があらわれるのですか。

 10月後半から、インフルエンザの予防接種が始まっていますよね。私たちの病院もインフルエンザ予防接種を受ける人たちでにぎわっています。今年のワクチンは、新型インフルエンザと季節性インフルエンザのA型、そして季節性インフルエンザのB型、この3種類のワクチンを混合したものだそうです。

 このブログでも毎年冬になると取り上げている話題なのですが、医療現場にいる者の実感としては、インフルエンザのワクチンは効いたためしがありません。

 「絶対に効果がある」と強く主張しているワクチンのメーカーの営業マンに言わせても、「100人に接種すれば2人には効いている」という程度でしかありません。

 そして、中立的な立場の人が精密な研究をすると、「100人に接種しても効果があるのは0人」という結果しか出ないのです。

 インフルエンザのワクチンが効かないのは、主には二つの理由があると言われています。

予防接種では、血液中にインフルエンザウイルスの死骸を注入することで、血液中に抗体(免疫物質)を作る。しかしインフルエンザウイルスは血液を媒介せずに、空気中から直接に鼻やのどや気管の粘膜に感染するため、せっかくの免疫物質が効かない。

インフルエンザウイルスは、突然変異をくりかえして免疫物質の監視の目をかいくぐるという特徴をもっている。そのため、ウイルスに対してワクチンを作っても、約3ヶ月から6ヶ月で効果が無くなってしまう。インフルエンザワクチンの製造には半年間かかるので、どうがんばっても効果があるワクチンを作ることができない。

 ほとんどゼロに近い効果しかないので、去年と今年とを比べて効くようになったかどうかもわからないし、接種してから何日間で効果がでるのかも、当然のことながら確かめることができないのです。ゼロ足すゼロはゼロ。ゼロ引くゼロもゼロでしかないのです。

 さて、インフルエンザの特効薬と言われているタミフルも、大きな問題をかかえています。たいした効き目がないのに、時として激烈な副作用を引き起こすという問題です。日本感染症学会は「タミフルをどんどん使おう」と宣伝しているのですが、これがおかしいのではないかと、国際的に問題になっています。これについては医薬ビジランスセンターの浜六郎先生や医療問題研究会の林敬次先生が報告しているようですので、情報を集めているところです。何かわかりましたら、お知らせします。

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