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月桃の花歌舞団の新ミュージカル「フリーダム」

 12月5日、大阪市内の八軒家浜で月桃の花(げっとうのはな)歌舞団のミュージカル「ワーキングプア希望宣言・フリーダム」の封切り公演が開催されました。

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 今日のニュースでも発表されていましたが、2010年の日本人の自殺者が3万人を越えるのが確実になったとのことです。これで、三年連続で3万人を越える自殺者を出すことになるのだそうです。三年間で10万人近くが自殺した国、日本。まさに、自殺大国です。

 今回の月桃の花歌舞団のミュージカルは、この現実に鋭く切り込んだ身に迫るストーリーになりました。

 派遣切りにあって、どんなに探しても就職先が見つからなくて自殺してしまう。こんなことは今の日本では全然珍しいことではありません。

 また、イラクの戦地におもむいた自衛隊員が日本に帰国してからあいついで自殺したという話も、記憶の片隅に残っている出来事です。

 沖縄の「命こそ宝」の心を、何かにとりつかれたように表現し続けている月桃の花歌舞団にとって、今の日本の状況はどう映っているのでしょうか。

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 ストーリーはこんな感じです。

 軍事基地と失業の島・沖縄に住むメグミ(25歳)は本土に出稼ぎに行ったがパニック電工で派遣切りにあって沖縄に戻ってきて弁当工場の派遣で働いている。(パニック電工って、なんじゃそらぁ!

 弟のショウ(22歳)は陸上自衛隊の一等陸士だ。自衛隊はかっこいいし、何より沖縄では就職先が無いので公務員なら安定と思い自衛隊に入職。

 けんかばかりしている「サルとカニの仲」(?)の姉弟のところに、いとこのマサオ(26歳)が久しぶりにやってくる。マサオの母はアメリカ軍兵士と結婚してハワイに移住していて、マサオはアメリカ海兵隊に就職していたのだった。軍人どうしで仲の良かったマサオとの再開を喜ぶショウだったが、家に現れたマサオの様子は異様なものだった・・・・・・。

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 最新の時事問題もからめながら、コミカルにストーリーは展開します。精神的に追い詰められてオツムが病んでくる様子は、精神疾患になじみの深いなかまユニオンから見ても納得がいく迫真の演技です。そして、みんなが自殺へと追い込まれる現在の日本社会の極限の絶望の果てに、まったくもって意外な形で「希望」がもたらされます。涙が出ました。

 これは、もう見ていただくしかないですね。

 芸術監督の海勢頭豊(うみせどゆたか)さんは、この公演を来年には沖縄で実現したいと語りました。失業と軍事基地の重荷に押しつぶされそうな沖縄の元気をとりもどしたいとの思いだそうです。

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コメント

m9(^Д^)プギャー

投稿: | 2011年5月25日 (水) 21時38分

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