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アスベスト建物の解体工事を見てきました

 アスベスト(石綿)が使われている建物を解体するときには、その粉塵が飛び散らないようにすることが義務付けられています。吸い込んだら癌になるんですからね。

 これは、実際にビルの解体工事現場の前に張り出されている掲示です。アスベストが使われている建物の解体工事の時には、このような掲示物を公開することが法律で義務付けられています。一枚目は作業方法についてのお知らせです。

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 二枚目は、アスベストについての事前調査の結果のお知らせです。

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 労働安全衛生法、石綿障害予防規則、大気汚染防止法によって、解体工事をする業者はこのような掲示物を貼り出さねばなりません。

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 アスベストが含まれる建物を解体するときには、水をジャブジャブとかけながら作業をするなど、アスベストの粉塵が舞い上がらないような工法をすることが義務付けられています。最も危険な「レベル1」とされるアスベスト吹きつけがある場合には、作業現場の密閉なども義務付けられています。写真の解体工事は「レベル1」です。もちろん、密閉されている中までは、危険なので立ち入ることはできません。

 ところが、いくつかの解体工事の現場を見てみると、このようなアスベスト対策をせずに工事をしているところもあるのです。本当にアスベストが無いのかなあと、不安になってきます。

 建設労働者のこんな話があります。ビルの解体工事の現場に行ってみたら、「アスベストは無い」と聞いていたにもかかわらず、実際はアスベストだらけ。しかし工事を止めることが許されないので、がまんして解体作業を行なった。当然、アスベストの粉が飛び散り、作業員はそれを吸い込むはめになります。

 アスベスト隠しは法律違反です。アスベスト対策をちゃんと行なうように、建設業界に求めていかねばなりません。

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