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福島原発・子どもと妊娠中の方は避難したほうがいい

 昨日の記事で紹介した、すごく広範囲に放射性物質が広がるというドイツ気象庁の情報を見て思ったことです。

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 今の季節は、日本の上空は西から東に風が吹くことが多いのです。とはいえ、風の流れは複雑です。いったん東に流れたものが南の海上で西に流れてきている様子がわかりますよね。

 また、たまたま西風だったからこんな流れ方ですが、気圧配置が変わって東風が吹けば、低レベルの放射性物質は日本の国土を広範囲に覆うことになりそうです。大阪でもまったく安心とはいえないのかもしれません。より重要なのは、東日本ではかなり濃度の高い被曝になるということです。東京で水道水を乳児に飲ませるなという騒ぎになりましたが、こんなことがこれからもあるかもしれません。

 もちろん、福島原発からの放射性物質の放出が順調に減っていけば、被害は減っていくはずです。しかし、原発への電気供給が始まってもなかなか改善の見通しは立ちません。逆に、高濃度放射能の水が原子炉周辺に漏れ出して、屋内にたまって作業ができなくなっています。

 今後、ぼろぼろになってしまった原子炉から高濃度の放射性物質が再び大気中に放出される可能性は依然として高いのです。

 私たちに今できることは、東日本にお住まいの子どもと妊娠中の方をできるだけ西に避難させることだと思います。

 本来なら政府がこのような計画をたて、指示を出すべきだと思うのですが、政府の発表はあまりに遅すぎます。政府の頭がメルトダウンしているので、政府を監視し政府の尻をたたくことが、私たちのしなければならないことになってしまっているようです。

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