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福島原発・待っていても事態は終わらない。抗議して生き残ろう!

 こんな問い合わせをよくいただきます。

原発事故だけど、こんなことがいつまで続くのか。いつになったら放射能はおさまるのか。

 本当に残念ながら、現在のような事態はまだまだ続くと思われます。

 東京電力が本日発表したところでは、原子炉の中心部である圧力容器に穴があいているとのことです。そのせいで原子炉を冷やすために水を注入しても外へ流れ出てしまい、効果が薄いのです。流れ出た水は当然のことながら放射能を帯びていますので、それが原発の建物の中にたまったり、すぐ近くの海に流れ出たりして、放射能汚染を広げています。

 次から次へと水を注入しなければ、核燃料は崩壊熱によってどんどん温度があがり、溶けて燃え出します。核燃料の崩壊熱は、いつまでもいつまでも出続けます。ですから、一ヶ月や二ヶ月で事態が収束するはずはないと思っておいたほうがよいのです。

 そして、水を注入すればするほど、海への放射能汚染は広がります。太平洋の海流を見ればわかりますが、福島県の沖合いで黒潮と親潮がぶつかり、東へと向かう大きな海流になります。太平洋全域が汚染されないか、心配しなくてはいけない時になっているのです。

 日本は実は「国際的に迷惑な国」なのかもしれません。世界の世論が大震災に同情してくれているので、非難の声がまだ聞こえてこないだけではないでしょうか。

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 事故の影響がまだまだ続きそうだというのは、それだけではありません。福島原発事故は人災です。そう言われるのは、日本の国のリーダーたちが「原発は安全だ」という神話をいまだに信じているせいで、有効な対策がうてていないからということもあるのです。「原発は安全だ」という考えにダイヤモンドのようにカチカチにこり固まっているのです。

 たとえば、3月17日の北海道新聞は次のような報道をしています。

 日本経団連の米倉弘昌会長は16日、東京都内で記者団に対し、福島第1原発の事故について「千年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護した。米スリーマイルアイランドの原発事故を上回る重大事故との見方が強いだけに、発言は波紋を広げそうだ。

 米倉会長は事故は徐々に収束の方向に向かっているとし「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」と発言。「政府は不安感を起こさないよう、正確な情報を提供してほしい」と話した。

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 あきれはてます。テレビを見てないんでしょうか、この人。頭がメルトダウンしています。日本の財界のリーダーがこんな状態ですから、すべてが後手後手にまわるのです。

 私たちは、日本の政界や財界の連中にたいし、強く抗議しなければなりません。抗議して、彼らに事実をありのままに見るように迫らなければなりません。実効ある対策をさせなければなりません。抗議しなければ生き残れないところまで来ていると思います。今のような事態を早く終わらせられるかどうかは、国民がどれくらい大きな抗議の声をあげられるかにかかっているといえるのではないでしょうか。

 

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