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原発を止めたら電力は足りなくなるのか?

 次のような質問をいただきました。

原発は怖いけど、止めてしまったら電力が不足するのではないですか。どうしたらいいのですか。

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  上のグラフをご覧ください。脱原発ポスター展に投稿されていたグラフです。

 棒グラフが、毎年の発電能力と、その内訳です。nuclearが原子力・fireが火力・waterが水力です。そして折れ線グラフが、その年のピーク時の電力消費量です。

 これを見ると、電力消費がピークの時でも、火力と水力とで充分にまかなえることがわかりますよね。つまり、原発をすべて止めても電力消費をまかなえるのです。

 「日本の発電の三分の一は原発だ。だから原発は止められないんだ」と、政府や電力会社は言います。ところが、これは火力発電所や水力発電所を止めていて設備を遊ばせているからなのです。火力発電所や水力発電所をフル稼動させれば、原発がなくても大丈夫なのです。

 本当のことを言うと、電力会社が一番このことを知っているのです。何十年間もかけて、日本には54基もの原発が作られてきたのですが、電力会社は原発を作るときには同時に火力発電所も作ってきました。原発が全部止まってもいいように、火力発電所をバックアップとして作ってきたのです。あらかじめそのように計画されてきたのです。

 だから、実際にこれまでも東京電力の原発が全部止まったことがありましたが、計画停電をする必要はありませんでした。原発が全部止まっていることなんて、誰も意識しませんでしたよね。原発が止まっていても普通に生活できたのです。

 では、震災直後に関東で計画停電が実行されたのは何故だったのでしょうか。「原発が止まったから」と東京電力は宣伝しましたが、違います。震災のせいで火力発電所が止まったからなのです。

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 まったく、拍子抜けするような実態です。「電力が足りない。どうしよう。」とあれほどオロオロ心配したのは、いったいなんだったんだと思ってしまいます。

 ですから、私たちは原発はいらないと思うのです。いらないから廃止したらいいと思うのです。いらないはずの原発が放射性物質を製造しながら運転しているのは、政治家や官僚や電力会社の利権のためでしかありません。

 電力があまっているからと言って、節電が必要なのは間違いありません。真夏の平日の午後1時から午後3時、消費電力はピークになり、水力と火力の総発電量に迫る電力消費になっています。火力発電所が故障したときのために、また、CO2発生の多い石炭火力発電を減らしていくために、節電と分散型の自然エネルギーへの転換は断行しなくてはいけません。そのような工夫は、まずは原発を止めるところから出発するのではないでしょうか。

 6月11日は、脱原発の日です。世界中で脱原発の行動が行なわれます。大阪でも、脱原発のデモがありますので、みんなで誘い合わせて歩きましょうね。雨にならないといいですね。

原発いらん!関西行動 6月11日(土) 大阪中之島剣先公園(北浜駅から徒歩3分)に午後2時集合・午後3時に出発・難波まで歩きます。 これから脱原発しようという方なら誰でも参加できます。過去は問いません。 参加費無料・個人参加OK・家族連れOK。 雨天決行。

チラシのダウンロードはこちら

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