電力が余ってるなら、もっと使ったほうがいい?
次のような質問をいただきました。
最近、ネットとかで、電力の使用率が70%とか80%とか出てるじゃないですか。みるめさんの言うように、20%も電力が余ってるということだと思うんですけど、もったいないからもっと使ったほうがいいですか。
ヤフーのサイトなどで表示されている、電力の使用状況というやつですね。大阪では関西電力のが掲載されています。電力の最大供給能力に比べて、現在使用されている電力が何パーセントかという比率ですね。
電気は、発電したら溜めておくことができません。逆に言ったら、現在使う分をその場で発電していると考えたらいいのです。ですから、電力の使用料が少ない時間帯は、発電所では発電機をその分止めているのです。発電機も機械ですから、回しっぱなしでは壊れてしまいます。
ですから、発電されてしまったのに余ったから捨ててしまっているというわけではないのです。もったいないから無理してでも使おうということでは全くありません。
エネルギーの無駄使いはしてはいけませんよ。低エネルギーでいきましょう。
むしろ問題なのは、ここで「供給電力能力」と書かれている数字の根拠なのです。現在発売されている週刊金曜日では、東京電力が発表している「供給電力能力」の数字が、発表のたびにころころと変わるので信用できないと書かれています。どうも、実際の供給電力能力よりも低めに発表しているらしいのです。
節電、節電と騒がれて、お年寄りがクーラーもつけずに熱中症になって病院に運ばれたりしています。節電を呼びかけるなら、正しい情報を公開していただかないといけませんよねえ。
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