ツライならツライと叫べ!韓国青年ユニオンってなかなかステキ
8月1日、大阪市内で「韓国青年ユニオンを囲むつどい」が開催されました。
ソウルから来日したのは、韓国青年ユニオンのチョ・クムドゥクさんたちです。韓国青年ユニオンは、15歳から39歳までの労働者と求職者(失業者)で構成されるユニオンです。
韓国の青年たちも、日本と同じで仕事がなかなかありません。また、仕事にありつけても労働者の人権が守られていることはすごく少ないのです。
韓国にも最低賃金制度がありますが、韓国では最低賃金未満で働かされる若者はぜんぜん珍しくありません。そもそも、最低賃金という制度があることを知らされていないのです。
労災での死亡事故も多いのです。たとえば、ピザ屋の配達労働者が、交通事故で亡くなったといういたましい事故がありました。「30分以内でピザを配達します」というのが会社の方針だったのですが、韓国青年ユニオンはそこに無理があったことを明らかにしながら訴えました。30分以内に届けるのが難しい状況がある時に、届けることができなければその労働者が悪いと責任を押し付けるのは間違いなのです。無理をして交通事故をまねいては元も子も無いのです。韓国青年ユニオンの訴えに共感の声が大きかったおかげで、この会社は「30分以内に配達します」と言わなくなったそうです。
「ツライなら、ツライと叫べ!」これが韓国青年ユニオンが若者たちに訴えたいことだそうです。韓国でも、日本でも、ツライのにツライと口に出せずに我慢している若者が多すぎるのです。
我慢しすぎて体をこわしたり、事故にあったり、そんなことはもうやめようと韓国青年ユニオンは訴えています。のびのびとした自由な心で生きていきたいと訴えています。
韓国青年ユニオンの優しさとユーモアのセンスに大いに感心した交流会でした。なかまユニオンは、韓国青年ユニオンと提携しながら若者労働者が生活を守る運動を作っていきます。
ツジェン!(闘争!)
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