2011年の5大ニュース
2011年もあとわずかになってきました。なかまユニオン小松病院分会、2011年の5大ニュースの発表です。
①3・11東北大震災の被災地支援にとりくみました。
東北大震災という、たいへん恐ろしい大災害が日本をおそいました。私たちは、ブログの相互リンクで知り合った宮城県のライフワークサポート響の呼びかけに応えて、被災地の子どもたちに学用品を送る運動に取り組みました。
幸いなことに、小松病院の幅広い皆様のご理解とご協力をいただき、たくさんのランドセルや学用品を被災地の子どもたちに届けることができました。骨を折っていただいた皆様、物品を提供していただいた皆様、本当にありがとうございました。
震災から9ヶ月がたつというのに、被災者の窮状はいまだにすさまじいものがあります。ライフワークサポート響の報告によれば、仮設住宅に暮らす高齢者の中には、布団どころか毛布すら行き渡っていないところもあるそうです。夜には氷点下になる東北で、満足な暖房も無い仮設住宅は文字通り凍りつくような寒さだそうです。復興し始めたところと、どん底で暮らすところとの格差が広がっているのです。
私たちは、被災者一人ひとりが大切にされる被災地復興のために、これからも協力していきます。
②福島原発事故・これからは脱原発しかない!
震災に伴って、福島第一原発の事故が発生しました。「安全だ安全だ。ただちに人体に影響は無い」と狂信的なニセ専門家たちがテレビで大合唱をおこない、マスコミの信憑性が音をたてて崩れていきました。私たちの組合の中にも、知人や家族が原発事故に強い影響を受けた人がおり、原発事故についての情報収集と情報発信の活動を行わざるを得ませんでした。
なかまユニオンの中でも議論がおこり、派遣労働者や下請け労働者が被曝しなければ運転できないような原子力発電所は、そもそも無理があるシステムだという考えにいたりました。私たちは、脱原発しか、日本が生き残る方法はないと思うのです。
ですから、脱原発の集会やデモにも積極的に参加していきました。
最近になって野田sorryは、「原発事故収束宣言」を出しましたが、そんなもの何の根拠もありません。福島県議会はこれに抗議する決議を行いました。世間の人たちは、野田sorryの政治生命の方が収束するんじゃないかと、あきれ顔です。私たちは、2012年も脱原発の様々なアクションを行います。
③小松病院の新築工事が始まりました。私たちは安全性を重視しています。
4月から新病院建設の工事が始まり、現在も基礎工事が続いています。
私たちは、建物の取り壊しに伴う発癌物質アスベスト曝露の問題を重視し、病院経営に申し入れを行いました。古い建物には発癌物質アスベストが大量に使われています。高度経済成長期の日本の間違った国策のせいです。建て替えにあたっては、これが飛び散らないように、入念な対策をとることが必要なのです。
アスベストに限らず、工事に伴う有害物質の発生を規制し、建築労働者の健康と安全を守っていかなければなりません。
④韓国の労働組合と友人に。希望のバスにみんなで乗ろう!
韓国の青年ユニオンや現代自動車非正規労組のメンバーとの、友情を深めました。お互いの顔が見える関係ができてきました。
韓国の民主労組は、「非正規職撤廃」と当たり前のように語ります。「お前は非正規だと言うことそのものが、人間に対する侮辱であり差別なんだ」と考えているのです。
日本の労働者派遣制度に悩まされてきた私たちは、韓国の運動に学びながら、非正規労働者が人間宣言をできる時が日本にも必ず来ると信じてがんばります。
韓国では希望のバス市民運動がキム・ジンスクさんのクレーン85号座り込み運動を支えたおかげで、韓進重工の整理解雇撤回という労働運動の画期的な前進がありました。私たちは、2012年も韓国のメンバーと兄弟のようにつきあいながら、共に希望のバスに乗って進んでいきます。
⑤なかまユニオン小松病院分会の分会事務所ができた
そして、12月22日に分会事務所がオープンしました。小さな空間ではありますが、これを有効に活用できるように、2012年は工夫していきたいと思います。
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