2012年世界最悪企業大賞に東京電力がノミネート・投票受付中
安全問題研究会の黒鉄好さんに、「2012年世界最悪企業大賞」のネット投票のことを教えていただきました。
ネット投票を行なっている The Public Eye Awards は、企業の説明責任を世界中で追求し、違法企業の犠牲者を救おうと呼びかけている団体です。
今回の世界最悪企業大賞の候補にノミネートされているのは、世界中の6社です。
Tepco(東京電力)
よりよい判断に反対して、日本最大のエネルギー会社であるTepcoは、コストを削減するために原子力プラントの構造上の安全性をすべて怠りました。
Freeport(フリーポート)
45年の間、米国の採掘企業フリーポート=マクモランは、西パプアにおいて鉱山で環境を汚染しています。
抗議した人々は拷問されたり殺害されたりしました。
Barklays(バークレーズ)
バークレーズは銀行業務大手で世界で最も急成長している食物投機企業です。最も貧困な人々を犠牲にしてグローバルな食品価格を押し上げています。
Samsung(サムスン・三星電機)
サムスンの工場では、禁止された猛毒物質を、労働者への警告や保護もなく使用しました。その結果は、癌です。
Vale(ヴァーレ)
Valeはアマゾンの熱帯雨林の真ん中に、ビーロ=モンテ=ダムを建設しています。
40'000の人々が強制的な立ち退きの犠牲になっています。
Syngenta(シンジェンタ)
ヨーロッパの中では禁止されているにもかかわらず、Syngentaは南半球で除草剤パラコートを売買します。
何千もの農民がこの製品の使用により既に死にました。
以上が、The Public Eye Awardsのサイトで紹介されている6社の簡単なプロフィールです。
現在、東京電力が9319票で一位、ついでサムスン電機が8355票で追い上げてきています。日本に住んでいる私たちとしては、原発事故を引き起こし世界を恐怖に陥れた東京電力に一票入れたいところですが、他の5社もなかなかの悪事を働いているようなので、どこに一票入れるか悩むところです。
ネット投票は1月26日が締め切りだそうです。匿名で投票ができるようですので、ぜひThe Public Eye Awards のサイトをご覧になってみてください。英語なのでびっくりするかもしれませんが、6社並んでいる右側に「GO TO VOTE」(投票に行く)というところがあるので、そこをクリックし、次の画面で「VOTE NOW」をクリックすればよいのです。
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