祝!原発ゼロ 大阪関電本社前トーク&ライブ
5月5日の午後11時すぎ、泊原発が停止し、日本で稼働中の原発はゼロとなりました。おめでとうございます。思わず深呼吸してしまいました。
大阪市内の関西電力本社ビル前では、この日は原発ゼロを祝うトーク&ライブが開催されました。
おーまきちまきさんが、「ひょっこりひょうたん島」など素敵な歌声を届けてくれました。
そして、福島の踊り「かんしょ踊り」をみんなで踊りました。かんしょ踊りは福島の会津地方に古くから伝わる女たちの踊りです。有名な民謡「会津磐梯山」の古式踊りで、正調会津磐梯山よりもアップテンポです。「かんしょ」とは会津方言で「気が違ったように無我夢中に」という意味だそうです。重税にあえいだ農民たちの抵抗のための踊りだったため、「下品だ」と言われて政府から禁止されてきた歴史があります。
沖縄のカチャーシーも八重山のガーリーも、民衆が好き勝手に踊る群舞は、常に権力者からは「下品な」ものとされてきました。
確かに、権力をもつ奴らにたてつくことは、「下品な」ことかもしれません。どんなひどい目にあわされても黙っておとなしくしていられるならば、こんなに上品なことはないかもしれません。しかし、私たちは下品だと言われようが、原発利権推進勢力の巨大権力にあくまでもたてついて生きていかねばならないのです。下品で上等です。
枝野DAIJINは、この夏には関西電力の計画停電を実施すると言っています。関西では16.3%の電力不足が発生すると関西電力が言っているからです。しかし、関西電力がしめしているこの数字はデタラメなのです。計画停電で電力を止めるぞとみんなを脅かすことで、原発再稼動を狙っているのです。
なんと、関西電力は大阪府・大阪市との交渉の中で、電力不足のウソを問い詰められて答えに行き詰まり、「電力需給に関わらず原発は再稼動する」と言いはじめたのです。つまり、「電力が余っていようが、そんなことは関係ない、何が何でも原発再稼動する」と宣言しているのです。
関西電力というのは、本当にとんでもない反社会的企業です。こんな奴らから電力を買っている自分が、情けなくなってしまいます。電力供給を独占しているから、こんな傍若無人なことを平気でできるのです。私たちは、あくまでも原発再稼動を許さず、原発廃炉を一日も早く実現できるように、あらゆるところで声をあげていきます。
なお、この日は東京でも原発ゼロの日を祝う超大人数のデモが行なわれ、経産省前でかんしょ踊りを繰り広げたとのことです。
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