大飯原発の裏山のガケが崩れやすいって、関電が認めたが
大飯原発の裏山のガケが崩れやすいのではないかという問題が、クローズアップされています。
上の写真が、再稼動するかどうかでもめている大飯原発です。右側から1号機、2号機。左側が3号機、4号機です。再稼動が問題になっているのは3号機、4号機です。
原子炉のすぐ裏が切り立ったガケになっているのがわかりますよね。地震が来たら、このガケが崩れるんじゃないのかということが、ずっと以前から問題になっていました。
最近、関西電力は右側の1号機、2号機の裏のガケが崩れやすいことをやっと認め、2014年には補修工事を行なうと発表しました。
関西電力は、左側の3号機、4号機の裏のガケは問題ないから再稼動してもかまわないと言っているのですが、本当でしょうか。
そもそも、福井県若狭地方の原発は、ほとんどが切り立ったガケに隣接しています。海のすぐ近くまで山が迫っているリアス式海岸に無理やり原発を作ったからです。原発に通じる道路も、ガケ崩れの危険が大きいところがたくさんあります。
地震に伴うガケ崩れの危険性についての評価が甘すぎるのではないかということが、クローズアップされてきているのです。原発の安全を考える上で、忘れてはいけない問題です。
ところが、福井県の原子力安全委員会はおざなりな議論で、大飯原発再稼動を認めてしまおうという方向になりつつあります。もともと原発利権汚染地帯に住んでいる人ばかりが集まってできた委員会ですので、ありそうな話しです。しかし、おかしいですよね。日本中の安全に関わる原発の再稼動の判断を、一部の人たちにまかせていていいのでしょうか。
福井県原子力安全委員会への要望や質問や抗議の意見がある方は、下記にメールしたらいいと思いますよ。
福井県原子力安全専門委員会委員長・中川英之 様
メールの宛先:福井県原子力安全対策課気付
メールのアドレス:gennan@pref.fukui.lg.jp
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