11月3日・青空の大阪扇町公園で団結まつり
青空の広がる11月3日、大阪の扇町公園で団結まつりが開催されました。
団結まつりには、韓国からコルト・コルテック労働組合のバン・ジョンウンさんが参加しました。コルト・コルテックは世界的に有名なギター製造会社です。
今回初めて知ったのですが、ギターの製造の現場では、たいへん労働者が酷使されています。粉塵がたちこめる作業環境、頻発する労災事故。コルト・コルテックの労働者たちは労働者を人間扱いするようにと要求し、労働組合を結成しました。
ところがコルト・コルテックは、労働組合をつぶしたいがために工場を閉鎖して全員を解雇するという恐ろしいことをしました。コルト・コルテック労働組合は、路上座り込みやハンストなど、あらゆる形で抗議を行いました。
ギターを作る労働者の思いに心をうたれた多くのミュージシャンたちが、コルト・コルテック労働組合を応援するコンサートや音楽活動を繰り広げています。民衆歌謡のヨン・ヨンソクさんも、そんなミュージシャンの一人です。
ヨン・ヨンソクさんは、非正規職撤廃の歌などを熱唱してくれました。
団結まつりでは、サンヨン(双龍)自動車労働組合を支援するパネル展示も行なわれました。韓国のサンヨン自動車を買収した中国資本は、製造技術だけを手に入れるとさっさと工場閉鎖・労働者の解雇を強行しました。もとから、経営する気などなかったのです。そのひどい仕打ちに抗議してサンヨン自動車労組はたてこもりストライキで抗議しました。しかし、イ・ミョンバク大統領は中国資本に抗議するどころか、サンヨン労働組合の組合員たちに殴りかかりストライキをつぶしたのです。
なかまユニオン・ビタミンUは、コルト・コルテック労働組合の支援物品やCDの販売、ヒュンダイ自動車非正規労働組合の署名集め、そしてサムゲタンの模擬店などを行いました。国と国とは領土問題があっても、労働者どうしには国境がありません。私たちは、力をあわせて進んでいきます。
まつり会場には、大阪市バスの廃止に反対する身体障害者の方もいらっしゃっていました。聞いてみるとひどい話なのです。
この方は大阪市内にお住まいなのですが、脳卒中の後遺症で半身に麻痺があって、病院まで市バスで通院しているのです。ところが大阪市は市バスを半分も削減してしまおうとしているのです。これでは、通院ができなくなってしまいます。橋下市長は「バスが無くなったら歩いたらいい」と言っているそうです。病気で歩けないから、病院に通院しているのにです。
あー。これが橋下市長の「改革」の実態ですか?。人の暖かさのあるのが大阪のよいところです。弱いものいじめをして、何が「維新」でしょうか。幻滅。
団結まつりにはおなじみになった制服向上委員会も登場し、ダッ!ダッ!脱原発の歌を歌いました。「清く・正しく・美しく、脱がない・媚びないアイドルグループ」制服向上委員会のみなさんも、ぜひがんばっていただきたいものです。そして、原発再稼動を狙う原発推進派どものたくらみを、みんなの団結で食い止めていきましょう。
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