2012年度の精神障害の労災認定率は若干よくなったが
2012年度(平成24年度)の精神疾患の労災認定の状況(認定率=合格率)が、厚生労働省から発表されています。
2012年度の一年間に、うつ病などの精神疾患で労災申請をした人は日本中で1257人いました。そのうち1217人について結論が出て、そのうち475人が労災として認められ、742人が労災ではないと却下されました。
労災認定率は、475÷1217で、39.0%です。
2011年度の精神障害の労災認定率は30.3%でしたので、若干よくなっていますね。精神障害労災の新認定基準が実施されたことによって、改善が見られたのだと思います。
しかし、それでも39%というのは低すぎる数字です。考えてもみてください。
精神障害の労災申請という行為そのものが、たいへん敷居が高いものですよね。それでもあえて労災申請する人というのは、業務が原因で精神障害になったというよっぽど強い根拠と確信を持っているはずなのです。それにもかかわらず認定されるのが3分の1でしかないというのは、認定基準のほうが不十分であるとしか思えません。
都道府県別で見ると、大阪府は認定率が17%しかありません。ものすごい低さです。全国平均の半分にも達していません。東京の40%、兵庫の45%など、都市部では認定率が高いことが多いのです。それなのに逆にこれほどに低いとは、大阪府の労災認定行政に何らかの問題があるのではないかと疑いたくもなりますよね。
くわしくは、厚生労働省のサイトをごらんになってください。
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