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インフルエンザ予防接種の副作用・2013年11月の場合

 今年も、インフルエンザ予防接種の副作用の季節になってしまいました。医療機関で働いていて、毎年毎年こんなことを書かなければならないのは、本当に悲しい話です。

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 今回は、びっくりするほどひどい話です。なんと卵アレルギーの子どもにインフルエンザワクチンを打った、とんでもない医療機関があるのです。

 私たちが働いている病院ではありません。どこかは不明ですが、よその医療機関です。卵アレルギーであることを親が言わなかったのかもしれませんが、それを確認するために問診票があるのです。ちゃんと確認しなかった医療機関の失態です。

 その子は、ワクチン接種の直後に具合が歩くなり、病院にかつぎこまれました。

 卵アレルギーの人にとっては、インフルエンザワクチンは猛毒なのです。なぜなら、インフルエンザワクチンはニワトリの生卵で作るからです。卵の汁そのものだと考えていいのです。

 本当に、最悪の場合には命にかかわるような事態もおこりうるので、卵アレルギーと鶏アレルギーの人は、絶対にインフルエンザ予防接種をしないようにしてください。

 卵アレルギーでない人の予防接種の副作用の状況は、例年どおりですね。接種した腕の痛みやかゆみは、全く珍しくありません。

 医療機関の関係者は、インフルエンザワクチンは副作用があるものだとわかっているので、副作用がきつかった経験のある人は最初から予防接種をしません。副作用が軽い人だけが予防接種をしています。

 防腐剤の水銀化合物チメロサールが副作用と関係しているのかという質問は、あいかわらずたくさんあります。しかし、インフルエンザワクチンはチメロサール以外にもホルマリンとか副作用を起こしやすいものがたくさん含まれているので、何が副作用を起こしているのかはわからないのが実情です。

 そして、そんな中で飛び込んできたニュース。

 国立感染症研究所の調査によると、昨年のインフルエンザワクチンはほとんど効いていなかったとのことです。あー、認めちゃった。国立感染症研究所がこんなことを発表したのは異例のことです。あまりにも効かないので、よっぽど問い合わせが殺到したということでしょうね。

 昨期、つまり昨年の暮れから今年の2月ごろまでに流行したインフルエンザのウイルスを調べたところ、8割のウイルスにはワクチンがまったく効いていなかったとのことです。あとの2割については不明です。今のところ新聞報道しか情報源が無いので、どのような研究によるものかの詳細はまだわかりません。しかし、この結論は私たち医療機関で働いているものの経験とは合致しています。

 今年のワクチンも効かないかもしれないので、「ワクチンを打ったからと楽観するのは危険」と指摘しているそうです。まったくその通りですね。

 

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