ソン・ギョンドン詩人と楽しく飲みました
韓国のソン・ギョンドン詩人と楽しくお酒を飲む機会がありました。
12月7日の夕刻、なかまユニオン事務所には見たことも無いような大きな鯛の姿煮が登場。詩人の到着を待ち迎えます。今が季節の日本海の白バイ貝もいい具合に茹で上がっています。これらのものすごい料理は、いっしょうけんめい韓国語を勉強しているという森アッパによるものです。
そして、ソン・ギョンドン詩人が通訳の方といっしょに来訪。
ソン・ギョンドン詩人は、キム・ジンスクさんの来日にあわせて大阪に来られました。ソン・ギョンドン詩人は韓国全土から何万人もがキム・ジンスクさん応援に駆けつけた「希望のバス」の主催者の一人です。「希望のバス」という名前もソン・ギョンドン詩人のネーミングなのだそうです。
ソン・ギョンドン詩人は、韓国の労働者文学会の活動をしてこられた方です。名も無い職場の労働者の日々の生活や悔しさ、労働組合のかかえる葛藤や波乱万丈の苦闘。普通なら世間の闇にうずもれていくしかないような真実の姿を詩に書いて、世に送り出してきたのです。
大阪の日本酒「秋鹿」やマッコリを飲みながら、話は熱を帯びていきます。
韓国の労働運動の内部には、激しいセクト争いがあります。非正規職の労働組合と正規職の労働組合とも、なかなかしっくりいかない感じです。それを越えていく力が実現したから、「希望のバス」は文字通り「希望」となったのだと言います。
残念ながら、ソン・ギョンドン詩人の詩集の日本語訳はまだどこからも出版されていません。キム・ジンスクさんの手記「塩花の木」を出版した耕文社の方がいらしていたので、ぜひソン・ギョンドン詩人の詩集も出版してほしいとお願いしておきました。
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