2013年の5大ニュース
2013年もあとわずか。寒くなってきましたね。毎年恒例の、なかまユニオン小松病院分会一年間の5大ニュースです。
①小松病院創立50周年・新病院で営業開始
昨年暮れに新病院の建物ができあがり、今年前半は半年間かけて旧病院を取り壊しました。そして夏に新病院の正面玄関ができあがりグランドオープン。
かなり手狭な敷地に作られているため窮屈ではありますが、新しいきれいな建物での仕事はなかなか良いものです。
しかし、新しい建物の建設費を三菱商事に支払っていかなければならないため、病院経営の舵取りがなかなか難しいのはまちがいありません。医療機関というのは労働者の働き方いかんで医療サービスの質も変わってきます。病院で働くということがますますたいへんになってきます。
②アベノミクスの暴走で国民の生活に暗雲がたちこめる
昨年暮れに始まった安倍sorry政権。消費税を来年4月に5%から8%に値上げすることを決めてしまいました。
物価をどんどんあげるインフレターゲットを行なうアベノミクスのせいで、輸入物を中心に物価がじわじわあがり始めました。原材料費が上がっても売値の値上げに転嫁できないような中小の飲食業や販売店では、経営がなりたたなくなり倒産するお店が出始めました。
さらに安倍sorryは、日本の正社員のほとんどを「限定正社員」という名前の非正規労働身分や、さらには派遣に切り替えしてしまおうという政策を進めつつあります。
医療業界でも、民主党政権時代とは180度転換して病院経営を苦しくなるような政策を始めました。来年4月の診療報酬改訂が心配です。
各界の批判の声を抑えつけて秘密保護法を強引に作ってしまい、悪徳政治家や悪徳官僚の秘密を保護しようとしているのも安倍sorryです。なんのためにこんなことするんですか、あまりにも強引ですね。
2014年は、アベノミクスの政治の荒波がもろに労働者の生活に襲い掛かってきます。私たちは、本当に労働者の生活を守る正常な労働組合を広げて、この荒波を乗り切っていかなければなりません。
年末にお話をお聞きしたNPO法人労働相談センターの石川源嗣さんも言っていました。「労働組合を作ろう。そうしなければ死ぬだけだ。」
③労働者はみんな仲間、みんな仲良く
なかまユニオン小松病院分会は、労働者はみんな仲間だ、みんな仲良くをモットーにしてきました。正社員、パート、派遣など、労働者の中にも様々な身分が作られてきているのが現実ですが、これは本当はおかしいことです。
職場の中にある非正規職差別に反対し、みんなが仲良くなれる職場にしようと私たちは様々な場で主張してきました。
医療の仕事はそもそもたいへんな仕事で、精神的ストレスも高いのです。人の命を預かるというのはたいへんなことです。ですから、働くものどうしが助け合い支えあっていかなければならないのです。
今年も友達の輪が広がったこと、これが何より大きな出来事でした。
④韓国労働者の希望、キム・ジンスクさんと生きて会えました
韓国の韓進重工の85号クレーンに309日間たてこもって不当解雇の撤回を求めたキム・ジンスクさんが来日しました。大阪でも講演会があり、お会いして名刺を交換してお話しすることができました。
日本のアベノミクスと同じように、労働者の生活を悪化させる政治が韓国でも行なわれています。韓国の労働組合は必死になって生活防衛にがんばっています。その韓国でも、正社員労働組合と非正規労働組合とではなかなか連携がとれていないところがたくさんあります。
その壁を越えて希望をつないだキム・ジンスクさんの生きかたには、たくさんの学ぶものがありました。
⑤小松病院分会が新しい分会事務所の部屋を獲得
今年、新しい分会事務所の部屋が医療法人協仁会から供与されました。小さなスペースではありますが、独立した部屋ですし、自由に使っていいのです。
来年は、これを有効に活用して職場の仲間の悩みに応え、生活を守っていきたいと思います。
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