「子どもたちを生き返らせてくれ」・青少年がセウォル号事故追悼会
韓国の旅客船セウォル号の沈没事件で、韓国では各地で追悼会が開かれています。
5月3日にはソウル市内の光化門で21世紀青少年共同体希望の呼びかけによる追慕会があり、制服姿の生徒たちがたくさん集まりました。何千人もの市民も合流し、キャンドル集会とデモ行進を行いました。
手に持つ黄色いカードには「子どもたちを生き返らせてくれ」と書いてあります。なんと悲痛な叫びでしょうか。
菊の花と「動かないでください」という白いカードを持つ人たちもたくさん参加していました。船の沈没直前に「動かないでください」という船内アナウンスがあったため逃げ遅れた乗客がたくさんいたのだそうです。白いカードは「私たちは、まだ動いてはいけませんか」と問いかけているのです。
「パク・クネが責任をとれ」とパク・クネ大統領の責任を強く問う声が出ています。事故の直後に政府が有効な対策をとることができず、政府官僚や政治家たちがみにくい責任のなすりあいを演じたことがみんなの失望をかっているのです。そして何より、韓国政府が交通機関の安全を軽視して非正規化を推進してきたこと。パク・クネ大統領の責任は重大です。
「大韓民国セウォル号を救うためにたちあがろう」と追悼会は呼びかけています。交通機関の安全は、日本でも共通の問題です。日本の私たちも、他人事とすませているわけにはいきません。
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