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ビッグイシュー:最高に面白い雑誌が街頭で売ってます

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 ホームレスの仕事を作り、自立を応援するという趣旨で始まった雑誌「ビッグイシュー」。創立11年になります。これがダントツで面白い。

 何が面白いって、街頭でビッグイシューを売ってるおっちゃんも面白いけど、記事の中身がめちゃ面白いのです。

 

 たとえば、現在発売されている最新号の特集は「いのち喜ぶ」。

 今の日本は、いのちを喜ぶことがなかなかできません。「生きているだけでうれしい」、そんな気持ちですごせたら、こんなに楽しいことはないはずなのですが、それがなかなかできません。

 

 寿命が伸びて高齢化が進むということは、みんなが長寿でめでたいことであったはずです。日本の伝統的な文化はそうだったはずです。それなのに、いつのまにか高齢者は社会のお荷物のように扱われています。「ぼけないうちにコロッと逝ってしまいたいな。若いもんに面倒をかけるのは嫌だ」そんなことを言う人がいくらでもいます。長生きすることが不安だらけで重荷なのです。

 

 今回のビッグイシュー「いのち喜ぶ」では、高齢者も若い人も、障がい者もいっしょに生きていくような取り組みをしている人たちを取材し、生き生きとした姿をつたえています。たとえば富山にあるデイケアハウス「にぎやか」のお話。

 

 高齢者、認知症の人、身体障がい者、子どもたち、様々な人が集まってくるデイケアハウス「にぎやか」は、誰もが気軽に立ち寄れる大きな家族のような存在なのだそうです。「障がい者手帳を持っていないから」とよその施設では受け入れてもらえなかった人も、「にぎやか」では受け入れてくれます。

 

 このような「富山型デイサービス」は、しだいに全国に広がりつつあるのだそうです。これは希望ですね。

 

 まずは、ビッグイシューを買って、この記事だけでも読んでみてください。目からうろこが落ちますよ。ビッグイシューは書店では売っていません。街頭で販売員さんから買ってください。一冊350円で、そのうち180円が販売員さんの収入となります。

 

 私たちは、大阪の京橋のJRと京阪電車の間にある広場で、いつも買っています。

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