神奈川シティユニオン村山敏さんはラテン系・ユニオン12月集会
12月12日、なかまユニオン12月集会が大阪市内で開催されました。
12月集会では、この半年間の各支部、各分会の取り組みを報告しあいました。小松病院分会は、報告ビデオを作成して上映しました。今年職場で発生した劣悪管理職による強烈パワハラ事件のことなどを動画にしました。卑怯な劣悪管理職に反撃を加え、パワハラを乗り越えてきた経過に、「感動した」という声をいただくことができました。
神奈川県の川崎を中心に活動する神奈川シティユニオンとは、遠く離れてはいますが不思議な縁があり、5年前からの交流があります。
2009年の11月に東京の最高裁判所前の松下PDP偽装請負事件の抗議行動で、なかまユニオン小松病院分会が作成したドラゴンを神奈川シティユニオンの村山さんに気に入っていただき、「ぜひ譲ってくれ」と買っていただいたことがあります。
神奈川シティユニオンは、外国人労働者の生活と権利を守るために奮闘しています。
「日本の企業は労働法を守らなきゃいけないという意識が弱いんだ。特に、外国人労働者が相手だと法律を守ろうっていう気が全然ない経営者が多い。」と村山さんは言います。外国人が働く場合、労働基準法違反の低賃金や、仕事でけがをしても労災扱いしないなど、違法行為のオンパレードなのです。
会社の都合で突然「明日から来なくていいよ」と言われて解雇された人、仕事中に手首を切断する大けがをしたのに労災手続きどころか解雇を通告された人。それが外国人であった場合、言葉の壁があるせいで相談できる人がおらず、泣き寝入りすることが多いのです。
神奈川シティユニオンは、そういう外国人労働者のために、通訳を用意して労働相談にのり、団体交渉で問題解決に乗り出しているのです。ペルーなど、スペイン語圏の労働者が特に多いそうです。「おれ、外国人が好きなんだよね。」と村山さんは言います。
日本の国の政策としては、「外国人労働者は受け入れたい、しかし永住してもらっては困る」という矛盾した形になっています。おかげで、外国から労働者たくさん働きに来ているのに人間扱いされないというひどい実態になっているのです。これでは、真の国際化はできませんよね。外国人が人間扱いされる日本になることが、日本が国際社会で生き延びていく最善の道のはずです。
お好み焼きを食べながらの二次会では、村山さんが韓国の歌やラテンの歌を披露しました。ラテン系の労働者が多い神奈川シティユニオン。村山さんは大阪人もびっくりするほどののりのよさで、陽気に歌い、本音で語り、手品をしてはみんなを笑わせて、明るい気分にさせてくれました。
私たちは、いろんなユニオンの経験を生かしながら、労働者の生活をまもるためにどんどん新しいことにチャレンジしていきます。
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