職場内最低賃金を900円以上に!
風はまだ冷たいですが、桜も咲き始めました。さて、私たちは、職場内の最低賃金を900円以上にすることを求めています。
現在、大阪府の最低賃金は時給838円です。二年前には大阪府最低賃金は800円でしたから、二年間で40円近くも上がったことになります。
物価をどんどん上げていくというアベノミクスの下では、賃金も上がらないと生活していけません。
昨年4月の、消費税8%への値上げのせいで、消費者物価指数もこの一年でおおむね3%上昇しました。これは平均で3%ということですので、商品の種類によって値上げ幅は異なります。生鮮食料品では15%も値上がりしましたし、光熱水道料金は20%という大幅の値上げです。
つまり、日常の生活に密着した商品ほど値上げ幅が大きかったのです。ということは、ぎりぎりの収入でやりくりしている低所得の世帯ほど、物価値上がりの影響を強く受けているということなのです。
ですから、最低賃金を引き上げていくということは、してもしなくてもいいことではなく、社会的に絶対にしないといけないことなのです。
さて、私たちの職場でもっとも低い時給で働いている人は、いったいどれくらいの時給なのだろうかという話です。
7年ほど前、大阪府最低賃金が730円くらいだったころ、私たちの職場の最低時給は800円ほどでした。大阪府最低賃金よりも70円も高かったのですね。
ところが、現在ではほとんど大阪府の最低賃金と同じくらいしかないのです。
この二年ほどのあいだに、医療業界の業務の難易度はどんどん高くなってきました。医療技術の高度化、健康保険制度の複雑化、より丁寧に患者に情報提供しなければならなくなってきたこと、そんな様々なことがあいまって、業務の質やストレスも上がってきたのです。
ですから、私たちは職場内の最低賃金もそれに見合った分、値上げする必要があると思うのです。
「正社員の○○パーセントの賃上げ」を春闘で要求している労働組合も世間にはたくさんあります。しかし私たちは少し発想を変えて、より切実な、最低賃金ギリギリで働く非正規社員の賃上げのほうが優先順位が高いと考えています。
| 固定リンク
「小松病院をもっと良くしよう」カテゴリの記事
- 日曜も正月も平日なみに働けということですか?賃上げが先です!(2023.04.07)
- 6年ぶりに昇給実現 ベテラン職員には役割にみあった賃上げを!(2022.10.20)
- 介護職員処遇改善補助金を活かし、全職員3%以上の賃上げを!(2022.01.17)
- 三菱UFJ銀行がメイン、それってバラ色か?(2018.11.11)
- 七夕 平穏な日々を星に願う(2017.07.09)
コメント