アベシンゾーから日本を守れ!SEALDs・SADLの御堂筋デモ
「日本を守れ!日本を守れ!アベシンゾーから日本を守れ!」
そうです。日本をおびやかす最大の敵は今では韓国や中国ではなく、アベシンゾーなのです。
7月19日、SEALDs KANSAI(自由と民主主義のための学生緊急行動・関西)とSADL(民主主義と生活を守るための有志)が共催の安保法案反対の反戦デモが、大阪の御堂筋で行われました。
SEALDs KANSAIもSADLも、20代の若者が集まって安保法案を止める運動をしているグループです。「若者は政治には無関心だ」というのがウソッパチであることを示してくれました。
鳴り響くドラムの音。軽快なリズムにのせて、戦争反対を声にしていきます。メッセージボードもなかなかしゃれています。
「戦争反対!戦争反対!戦争法案絶対反対!」
安倍sorryは、「安保法案」が「戦争法案」だとは絶対に認めようとはしません。しかし、「安保法案」の中身は、自衛隊がいつでもどこでもどこの国とでも戦争ができるようにしようという法案です。「戦争法案」という表現の方が、実際の内容に近いですよね。
「戦争したがるソーリはいらない」「アベは、やめろ!アベは、やめろ!」
安保法案賛成の戦争推進派は、「中国が攻めてくるから集団的自衛権が必要だ」と言います。これは、まったくのウソです。もし隣国が日本に攻めてくるようなことがあったら、それは現行の個別的自衛権で対処する範囲のことです。集団的自衛権はいらないのです。
なぜ、ウソをついてまで、集団的自衛権を欲しがるのか。その点が問題です。
安保法案を批判する報道には、強烈な言論統制が行われました。安保法案の委員会強行採決の日、NHKは国会中継をストップしてしまいました。安倍sorryの圧力に屈したNHKもだらしがないですが、圧力をかけた安倍sorryや自民党はムナクソ悪いほど最悪です。国民の目から隠れてやらなければならないほど、強行採決はひどいものだったのです。
「あなたの子どもが、戦場に行って誰かを殺してもいいんですか?」
安保法案で一番困っているのは自衛隊です。安倍sorryが現在の複雑な国際紛争に対応できていないことは、イスラム国に人質になった日本人を助けることができなかったことからもよくわかります。そんな脆弱な安倍sorryの命令一つで、世界中のどこへでも行って戦争をさせられるのです。自衛隊はたまったものではありません。
しかし、自衛隊は公然とは異議申し立てをすることができません。自衛隊員には労働組合を作る権利が認められていないからです。自衛隊員にも労働組合結成権を認めろよ!
安倍sorryが今後仲良くなりたいと思っているのはオーストラリア軍やフィリピン軍です。集団的自衛権が認められたら、オーストラリアの戦争に自衛隊が協力していっしょに戦争することになりかねません。
オーストラリアの敵国は、実はインドネシアなんですよ。日本がなんのためにインドネシアと戦争しないといけないんですか。外国の紛争に口出しして、怨みを買うのは日本人みんなです。それはテロを誘発しかねません。このような複雑な国際情勢を、古臭い頭の戦争推進派はまったく理解していないのです。
安保法案が通って喜ぶのは、兵器産業の経営者連中と、兵器産業の株を持っている連中です。
たとえば、最近できあがった海上自衛隊の空母級護衛艦「いずも」。70年前の旧海軍の空母を上回る大きさの巨大艦ですが、建造費は1139億円です。
新しい国立競技場が2520億円もかかるので、値段が高すぎるから建設中止となりました。しかし、もし空母「いずも」を2隻建造すれば、それに匹敵する価格になってしまうのです。兵器産業は価格競争がありませんから、いくらでも高い値段をつけることができます。
安保法案がとおって、自衛隊がアラビアやアフリカで戦争することになれば、空母「いずも」が何隻も必要になってしまいます。それで、しこたまもうけるのが兵器産業なのです。そして、兵器産業の株を大量に保有しているのが自民党の幹部連中です。
そして、またしても国家財政は大赤字となり、消費税は10%へ、15%へと上がっていくことになるのです。
私たちは、安保法案の審議は尽くされていないと考えます。議論すればするほど疑問がわいてくるのに、安倍sorryはまじめに答えようとしないからです。
このままでは、日本は恐怖政治の独裁国家になってしまいます。一人ひとりに何ができるか、よく考えてみるべき時です。
| 固定リンク
「アベノミクスがやってくる」カテゴリの記事
- 世論の力があるんだね! 検察庁法改定案の強行採決を止めることに成功!(2020.05.18)
- シンクライアントなら、データは残っている・桜を見る会疑惑(2019.12.04)
- 年金返せ! 2000万円用意しておけって、無茶苦茶じゃんか!(2019.06.16)
- 「高プロ」働き方改革法案を考えるスタンディング(2018.05.30)
- 高プロ法案が通ったら、驚いた!近未来の日本はこうなる(2018.05.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
「SEALDSは〇〇党」とか「SEALDSは△△派」とか、ネトウヨが書いてるけど、〇〇党と△△派って両立しねーし、どっちでもないって逆にはっきりしたよね。
安倍の祖父、岸って、戦犯でなおかつ戦後はCIAのスパイだったんでしょ。安倍って、早く国外追放したらいいね。
投稿: 万国団結居士 | 2015年7月20日 (月) 22時23分
安倍を国外追放したら、どこの国に行くの。その国が困るよ。
投稿: アルフォンソ | 2015年7月20日 (月) 23時40分
万国団結居士さん、アルフォンソさん、ブログを見ていただき、ありがとうございます。
SEALDsのみなさんは、気持ちのいい若者たちでした。多くの常識人が、まじめに自分の頭で考えて行動していることに、未来の希望を感じました。
それに比べて、安倍総理の言動は幼稚すぎて、これでは世界の荒波を乗り切っていけない感じですよね。
投稿: みるめ | 2015年7月22日 (水) 23時46分
最新の週刊金曜日に、小林よしのり氏のインタビューがのっています。小林よしのり氏はもともとは安倍晋三首相に近い政治的立場である人物ですが、安保法案に反対だそうです。
最近のネトウヨはゴーマニズム宣言を読むほどの頭も無いと嘆いていて、おもしろいです。
投稿: 豪蔵 | 2015年7月26日 (日) 21時30分
豪蔵さん、ブログを見ていただきありがとうございます。
週刊金曜日を読んでみました。びっくりしました。安保法案に賛成しそうな考えのはずの小林よしのり氏が、安倍晋三をこっぴどく批判していました。
それだけ、安保法案がひどいものだということですね。
投稿: みるめ | 2015年7月29日 (水) 22時59分