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2015年はインフルエンザワクチンが値上げ

 今年も、インフルエンザ予防接種が始まります。今年は、ワクチンが値上がりすることが問題になっているのですが、あまり知られていません。

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 昨年まで、インフルエンザワクチンの仕入れ値は1本が1000円ほどでした。それが今年は1.5倍の1500円になりました。

 予防接種の料金は、各医療機関が自由に決めることができます。これまでも、医療機関によって値段はまちまちでした。ワクチンが値上げしたので、予防接種の料金も上乗せして値上げするところがあいついでいます。

 中には、4000円という高値をつけている医療機関もあるようです。ワクチンの仕入れ値が1500円ですから、2500円もの付加価値がどこからやってくるのかなと思ったりもします。しかし、それでもワクチンを打って欲しいという人がたくさんいれば、価格はつりあがっていきます。

 中には、昨年にすでに高い料金設定をしていたので、今年は値上げをしないというところもあります。

 みんなが知りたいのは、なぜワクチンの仕入れ値が高くなったのかということです。

 昨年までのインフルエンザワクチンは、A型インフルエンザのワクチン2種類と、B型インフルエンザのワクチン1種類の、合計3種類のワクチンの混合物でした。

 今年は、A型インフルエンザのワクチン2種類と、B型インフルエンザのワクチン2種類の、合計4種類のワクチンの混合ワクチンになっているのです。B型が1種類増えた分、値段が高くなったのです。

 日本で毎年インフルエンザにかかった患者のウイルスを検出してみると、9割以上がA型です。B型は圧倒的に少数なのです。ですから、もともと少ないB型インフルエンザのワクチンをもう1種類追加したからと言って、効き目がそんなに良くなるとは思えません。

 もとより、インフルエンザワクチンははっきり効果が出るワクチンではありません。ワクチンメーカーの出している数字でも、「100人に予防接種してせいぜい2人にしか効かない」ということになっています。

 「100人に接種して2人に効く」のは常識では2%の効果のはずですが、なぜかワクチンメーカーのパンフレットには「20%の効果」と書かれているので、その点がいつも不思議に思えるところなのです。

 もともと、その程度の確率で効くと言われているものなので、B型が1種類追加になったからと言って、効果はほとんど変わらないのではないかと予測されています。

 今年のワクチンはチメロサールフリーなのかという点も関心が高いのですが、この点はまだ情報があまり入ってきていません。

 インフルエンザワクチンの予防接種にあたっては、効果と副作用、料金などを総合的に考えて判断したほうがいいですね。

 

 

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