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ユニオン全国交流集会in愛知・パワハラ精神疾患分科会に参加

 9月27日、第27回コミュニティユニオン全国交流集会in愛知の分科会「いじめ・パワハラ・過重労働による精神疾患」に参加しました。

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 コミュニティユニオン全国交流集会では、毎回のように職場パワハラによる精神疾患の労災認定問題の分科会が開催されます。3年前の京都集会の時にも同じ趣旨の分科会に参加しましたが、今年は3年前に比べて、労災認定を勝ち取ったという報告が多かったように思います。「労災は勝ち取れたが残された課題は何か」というテーマのお話が印象的でした。

 座長は兵庫県のあかし地域ユニオン。あかし地域ユニオンの作成した「職場のいじめ相談ホットライン相談マニュアル」は、すぐにでも使えるような良くできたものでした。精神的に追い詰められた方が相談にいらっしゃった時に、ちょっとした心遣いが大切になるのです。このマニュアルを、なかまユニオンでもさっそく使わせていただこうと思いました。

 また、あかし地域ユニオンで労災を勝ち取った事例で、事件が起きてから時間がたってからの申請であったために、労災休業補償の時効が来てしまい、支給額が減らされてしまったということがあったそうです。

 精神障害の労災申請は、なかなかすぐにはできないことも多いのです。うつ病で精神的に落ち込んでいて、それどころではないことが多いのです。今後の相談では、時効に気を付けないといけないということを学びました。

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 また、きょうとユニオンからは、寺院で働く労働者が過酷な長時間労働で精神障害を発症した事件の報告がありました。

 人々の心をいやすべき寺院ではたらく労働者が精神障害になるのでは、笑い話にもなりません。しかし、実際にそんなことが起きてしまったのです。

 きょうとユニオンからは、「労災打ち切りに注意」という教訓をいただきました。

 精神疾患がまだ治ってもいないのに、労働基準監督署が労災給付を打ち切ってしまうことがあるのです。

 労働基準監督署が労災を打ち切る時には、必ず主治医に意見を聞きます。主治医が良かれと思って言った意見を、労働基準監督署が捻じ曲げて解釈して打ち切りの言い訳にしてしまうことがあるのです。

 労災の認定基準・打ち切り基準をよくご存知ない医者も多いので、こういうことが発生してしまいます。主治医にも、労災制度をよく知っていただく必要があると痛感しました。

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 私たちなかまユニオンも、職場パワハラによる精神障害の労災認定を逆転勝利で勝ち取った事例を報告させていただきました。

 私たちは、全国各地でパワハラ精神障害問題にとりくむ地域ユニオンのみなさんと力を合わせ情報交換しながら、今後もパワハラの無い職場作りを目指していきたいと思います。

 

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