バスク地方の文化と料理・ ETXOLA
バスク料理の名店「ETXOLA」(エチョラ)に行ってきました。
バスク地方は、スペインとフランスの国境にまたがる地域です。スペイン側にはバスク自治州があります。バスク人は独自の言葉を持つ民族です。ETXOLAの「TX」を「チ」と発音するなど、スペイン語でもフランス語でもない西ヨーロッパのどこの言葉とも独立した言語なのです。
パンプキンのスープです。
バスクは、美食の地域としても知られています。新鮮な海産物や肉を炭火で焼いた料理などが有名です。アメリカからイベリア半島(現在のスペイン)に唐辛子が伝えられた時に、いち早くそれを料理に取り入れたのもバスク地方の人たちでした。チョコレートも名産品です。
スペインでは、カタルーニャ州の独立運動のニュースが最近聞こえてきます。バスク地方も、かつてフランコ総統のファシズム政治の時代にバスク語の使用が禁止されたことをきっかけに、独立運動が燃え上がった地域として知られています。伝統の言葉や思いを押さえつけてはいけませんよね。
すばらしい料理と独特の言語、バスクの文化に大阪で触れることができるというのも、なかなか良いものです。
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