マイナンバー詐欺から身を守る5原則
次のような質問をいただきました。
マイナンバーを働いている会社に教えろと言われて困っています。情報がもれたら不安なのです。マイナンバーがもれた場合、具体的にはどんな危険がありますか。
現時点では、マイナンバーは市役所の各種手続きと税金の支払いと社会保険の手続きと災害時の保障ぐらいにしか使われていません。その段階でも、マイナンバーが悪意のある人に知られた場合には次のような被害が考えられます。
勝手に住民票を移動されてしまう。
勝手にニセの印鑑登録をされてしまう。
勝手に婚姻届けを出されてしまう。
また、銀行口座とマイナンバーが一体化されることはほぼ間違いないので、その時点では次のような被害が考えられます。
勝手に銀行口座を開設されてしまう。
勝手にクレジットカードを作られてしまう。勝手に作られたクレジットカードで勝手に買い物をされてしまう。
勝手に携帯電話を契約されてしまう。
勝手に公共料金の契約をされてしまう。
こうなってくると、大規模な詐欺師グループが活動してさまざまな手口で詐欺を行うことができるようになるのです。
今後、マイナンバーの使用範囲がどこまで拡大するかはわかりません。マイナンバー推進派は、健康保険証のかわりにマイナンバーカードを使うとか、各種ポイントカードを廃止してマイナンバーカードに統合するとかを計画していますので、そうなるとさらに危険なことになります。
医療情報(病気の名前や服用している薬の名前など)をぬすまれてしまう。
勝手に各種ポイントを使用されてしまう。
しかも、マイナンバーは一生変わることがないので、今もれたマイナンバーが何年後かに思わぬ方法で悪用されるかもしれないのです。これが恐ろしいところですね。
企業の情報セキュリティというのは、思った以上に穴だらけであることが多いのです。どこの職場にも、ゴシップ好きのおしゃべりな人っていますよね。個人情報の保護なんてなんのことかわからないような人が、あちこちに会社の中にいるのです。また、インターネットの不正アクセスのテクノロジーは日々進化しています。マイナンバーだけはしっかり守りますなんて言われても、信用する方が甘いですよね。
マイナンバーを教えるのをためらっているあなた。あなたの不安は正しいのです。マイナンバーは、使わないに限ります。
マイナンバー詐欺から身を守る5原則を、よく覚えておいてください。
①マイナンバー通知書は持ち歩かない
②マイナンバーカードは取得しない
③マイナンバーを紙に書き写さない、パソコンやスマホに入力しない
④マイナンバーをどんな理由で誰に聞かれても教えない
⑤マイナンバーを使わない自由があることを忘れない
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コメント
マイナンバーなんて、そもそももらってません。誰も頼んだおぼえないし。いりません。マイナンバーで不便な世の中になると思う。
投稿: | 2016年1月11日 (月) 22時24分
しんどい時もあるけど
生き方の問題ですね!(^^)!
みるめ君のブログは
凄く矯めになりますヽ(´・∀・`)ノ
これからも宜しくお願いします(^_-)-☆
投稿: | 2016年1月17日 (日) 11時30分