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インフルエンザ 春になってやっとピークは終わったが

 桜も咲き始めました。さて、インフルエンザに関して、次のようなコメントをいただきました。

2015~2016年のインフルエンザ流行ではインフルエンザ脳症の患者数が過去最高となったそうです。
これは…未だに誤った解熱剤を処方している医者が多いということですよね…もっと問題になるべきことだと思いますが、そういう指摘がネットでは見られず非常に恐ろしいことだと思っています。

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 この冬のインフルエンザは例年よりも流行が遅く、1月末から増え始め、2月後半にピークを迎え、3月も中旬になってやっと減ってきました。まだ、インフルエンザを発病する人がたくさんいる状態です。

 この冬のインフルエンザは、A型ウイルスとB型ウイルスの両方が流行しました。例年は圧倒的にA型が多いのですが、今年は大阪ではA型とB型が同じくらい見られました。

 そして、あいかわらずまたしてもインフルエンザ予防接種は効かなかったなという結果になりました。あまりに効かないものだから、もうため息をつく人すらいません。効かないのが定説という感じでしょうか。

 昨年秋のインフルエンザワクチンは、A型2種類とB型2種類の4種混合型のワクチンでした。それまではA型2種類とB型1種類の3種混合でしたから、わざわざB型ワクチンを1種類増やしてB型の流行を抑え込もうとしたのです。ところが、結果は逆に例年以上にB型が流行してしまったわけで、そういう意味でもインフルエンザワクチンへの幻滅が広がりました。

 そして、この冬はタミフルやラピアクタなどのインフルエンザ薬が効かないというケースが多かったのも特徴です。

 もともと、タミフルははっきりとした効き目がある薬ではありません。飲まなくても5日で治るインフルエンザが、飲めば4日で治るという程度で、個人差も大きいため、効く人と効かない人がいるのは昔からのことでした。ところが、今年はタミフルが効かない患者が続出するという現象がおこりました。その理由はわかっていません。

 さて、ご指摘の通り、この冬はインフルエンザ脳症が多かったのです。

 インフルエンザ脳症の原因については、まだよくわかっていないところも多いのです。解熱剤の副作用が原因になっている場合が多いのは間違いないのです。しかし、インフルエンザにかかっていない人が解熱剤を飲んでも脳症にはならないのに、インフルエンザにかかっている人が解熱剤を飲むと脳症になるという、不思議なメカニズムが解明されていないのです。

 脳症の原因になる解熱剤は、NSAIDS(非ステロイド消炎鎮痛剤)と呼ばれている薬です。間違いなく危険なのはボルタレンやポンタールです。新型インフルエンザ騒動の時にアメリカやメキシコで大量の死者が出たのは、このたぐいの薬をドラッグストアで買って飲む人が多かったからだと言われています。

 日本では、入院中の患者にはボルタレンやポンタールを使いますが、これは看護師が24時間ケアしているから副作用に適用できるからなのです。自宅で飲むのはかなり怖いですよね。

 NSAIDSの仲間であるイブプロフェンやロキソプロフェンは歯痛などでは使いやすい薬ですが、インフルエンザの時にはやめておいたほうがいいと言われています。

 インフルエンザの時に飲んで害がないのは、アセトアミノフェンだけです。風邪をひいたかなと思って薬局で薬を買うときにも、よく気を付けてくださいね。テレビの風邪薬のCMをうのみにするのは危険すぎますよ。

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