4月から入院費も値上げ・病院に行ったら罰金を取られるのがアベノミクス
どんどこ物価が上がるアベノミクス。入院費用も4月から値上げです。
入院した時の食事代は、3月までは一食が260円でした。それが4月から360円に値上されました。100円の値上げ幅です。
100円の値上げと言っても、病院に入るお金が増えるわけではありません。患者の負担額が増えた分、保険からの支払いが100円減るのです。それは、保険への国からの補助金が減るということを意味しています。つまり、国が補助金をケチった分が、値上げになったというわけです。
消費税が8%に値上げになった時、社会保障を充実させる財源にすると説明してましたよね。ところが、消費税は値上げされても、国は医療には金をまわさないのです。
約束を破っただろ。安倍シンゾゾ―、あんたが約束を破ったんだ。
厚生労働省のポスターを見ると、「調理費を負担してもらいます」と書いてあります。病院で働いていても、食事代の中の調理費がいくらかなんて考えたことありませんでした。
厚生労働省の値上げマニュアル本を読んでいると、自宅にいる人は調理は自分でするのだから、入院した人の調理費をもらわないと公平ではないのだと、書かれていました。
わかったような、わからないような理由です。よく考えてみるとおかしいのです。何が公平なのか、比較する基準がおかしいのです。
だって、誰だって自分で入院したくて入院するわけじゃないのです。病気だから不幸にも入院するのです。ですから、人道上の措置として公的な健康保険制度が作られて、国からも補助が出てきたわけです。
なんだかんだ理屈付けてるけど、「病人のためには金を出したくない」これがアベノミクスの意地悪な本音ではないでしょうか。
一食で100円の値上げというと、たいしたことないと思うかもしれません。しかし、重病で一か月間入院している人なら、一日3食×30日間で90食分、つまり9000円の値上げなのです。
痛いですね。痛い。痛い。
しかも、来年の4月には更に100円値上げして一食460円にするというのです。来年の4月もまたしても9000円の値上げです。
痛い。痛い。痛くてたまらないから鎮痛剤をくれーッ!!!
460円ともなると、病院で食事を食べる方が自宅で食べるよりも割高ということになってきます。「病気になって入院したら罰金をはらうべし」これがアベノミクスの考え方なのです。
食事代以外にも、この4月から、大学病院を紹介状無しに受診したら5000円以上の罰金を払わされることになりました。安くても5000円、高ければ何万円もの罰金をとられます。これも、厚生労働省・安倍政権が決めたことです。
病気になって病院に行ったら罰金というアベノミクス。病人は死ねということでしょうか。
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