熊本地震の被災者は保険証が無くても医療を受けられます
厚生労働省は、今回の熊本地震の被災者については、保険証が無くても医療を受けられるように全国の医療機関に通知しました。
被災者の方は、お名前、生年月日、住所、加入している保険の種別(職場の健康保険か市町村の国民健康保険か)を病院に告げれば、保険証が無くても保険扱いで医療が受けられます。保険の種別がわからない場合でも、あとで調べればよいことになっています。とりあえず被災者の方に必要な治療を受けていただこうという趣旨です。
原爆被爆者の医療証や水俣病の医療証を震災で紛失された場合でも、その旨を医療機関でおっしゃっていただいてご相談ください。
今のところ、対象になるのは熊本県にお住まいの方です。大分にお住いの被災者の方も対象になっていいはずです。厚生労働省は「熊本地震の被災者」としていますが、大分の地震も含めて「熊本地震」と呼ばれているからです。
今後は、広域避難で被災者の方が関西にいらっしゃることもあるかと思います。関西地域でもこの扱いが適用されます。
被災地では、避難生活で身動きできないために血栓症(エコノミー症候群)を発症して亡くなる方もでてきています。一日も早く医療体制が回復することを願っています。
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