福島原発事故から6年
3月12日、福島原発爆発事故から6年目のこの日、さよなら原発関西アクションが行われました。
会場となった大阪中の島公園の女性像前広場には、たくさんの人が集まりました。
津軽三味線の音が凛として響き渡り、6年たっても弱まらない原発被災者の苦悩を伝えます。原発被災者は、地元にいても避難先でも、差別を受けて苦しんでいるのです。
被災地、飯館村の長谷川さんは、「飯館村でソバを栽培してみたら20ベクレルの放射能が検出された。北海道のソバならゼロベクレルだ。消費者がどちらを選ぶかは明らかだが、これは風評被害ではない。実害なんだ。」と語りました。
そんな飯館村が、放射能避難地域の指定を外されようとしています。おかしいことです。
避難地域の指定を外されるということは、避難者への支援が打ち切られるということ。それは、放射能が残る地域へ強制的に帰還せよと言うのと同じなのです。
福井では、放射能だだもれの「高速増殖炉もんじゅ」がどうがんばっても成功しないことが明らかになり、廃炉になることが決まりました。しかし、原発推進派は次の高速増殖炉を計画しているというのです。懲りない連中です。
6年がたって、次第に風化してきた感じのある福島原発事故。しかし、災いは忘れたころにやってきます。決して忘れてはいけません。
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コメント
>6年がたって、次第に風化してきた感じのある福島原発事故。しかし、災いは忘れたころにやってきます。決して忘れてはいけません。
旧ソ連(チェルノブイリ)、アメリカ(スリーマイル)、日本(福島)でメルトダウンが起きています。皮肉なことに技術力の高い国々で事故が起きています。
>懲りない連中です。
こういう人たちの本音はこういうことではないでしょうか。
①自分たちの代(生きている間)さえ良ければそれで良い。
②後で問題が起きても、もらった報酬はほとんど返さなくても良いから知ったことではない。
③勝てば官軍、みんなでやれば怖くない(個人の責任はほとんど問われない)。
投稿: | 2017年3月18日 (土) 09時53分